寒帯と亜寒帯の違いは気温だけではありません。
寒帯、亜寒帯、温帯、熱帯、乾燥帯は、ケッペンという人が考えた気候の分け方で、「寒帯」などの名前は、日本でつけられました。亜寒帯は冷帯と書かれている教科書もあります。
どういう風にして分けているかというと、寒帯は、一番暖かい月の平均気温が10℃未満という条件で分けます。
ここは、たまたまキリのいい数字ですが、亜寒帯と温帯の違いは、一番暖かい月の平均気温が10°以上というのは共通ですが、一番寒い月の平均気温が-3℃未満だったら亜寒帯、それよりも暖かければ温帯にしています。
その数字はどうやって決めたかというと、「植生」つまり「生えている植物」の違いです。
亜寒帯の気候は、冬に-30℃よりも寒くなるところがありますが、夏に10℃以上になることで木が生えます。
しかし、亜寒帯では木がほとんど生えません。
だから、亜寒帯は夏少し暖かくなる、寒帯は夏でも寒いという気温の違いだけでなく、植生が違い、そして、そこに住む人々の生活も違います。
木が生えている亜寒帯では木造の家が建てられますが、寒帯では難しい、というような違いができます。
16日たってもまだ「未解決」になったままですが、わからないところがあったら追加で質問してください。
長らくアプリを起動していなかったもので気づくのが遅くなりましたすみません🙇 植物や人々の生活まで違っていれば名前が似ているだけで全くの別物ですね!! ご丁寧に解説して頂きありがとうございます!
助かります!