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SNP(一塩基多型)を調べるには、必ず比較するものが必要です。
健康な人たちと疾患Zがある人たちとで、比較し、差を求めることで、その差が、その疾患に関係があるか無いか判断するからです。なので、対照群を考慮しなくてはいけません。
この問の場合、健康な人(対照群)と、疾患ZのSNPを比べると、遺伝子WのSNP1に、CかAかで、有意な差が認められます(目分量ですが..)。なので、SNP1が疾患Zに関わっていると考えられます。
そして、この結果からわかるのは、遺伝子Wの、ある塩基がCからAに変わることが、疾患Zの原因(あくまでも原因の1つだが)だと結論づけられます。
なので、①②は論外。
A/C(ヘテロ)とA/A(ホモ)は悩むかもしれません。表では、ヘテロの方が数が多いですから。
でも、これは遺伝子頻度を学ぶと分かると思いますが、ホモの頻度が低く、つまり、ホモの人が現れにくいだけだからです。
A/C(ヘテロ)の人と、A/A(ホモ)の人が、1人ずついた場合、どちらの人が疾患Zにかかりやすいと思いますか? と聞かれたらどうですか?
その人個人でみると、A/C(ヘテロ)よりもA/A(ホモ)の方が原因を2倍持っているので発症の確率は上がります。
ということで、④が最も適当、ということになります。
表の頻度は、あくまでも、疾患Zにかかった人のなかで、どんなSNP1を持っているか、の度合いであり、疾患群のA/C=23%、A/A=3%は、かかりやすさではなく、それらの遺伝子を持っている人の割合を示しています。
でも、つまり、A/Cを持っている人がどれだけ疾患Zになったか、A/Aを持っている人がどれだけ疾患Zになったか、を比較してかかりやすさを議論したいのですね?
では、対照群と疾患群の全体(4000人)から考えてみましょう。
説明を簡潔にするために、表の数値を人数とします。
C/Cを持っている人、91+74のうち、74人が疾患Zになった。
74/(91+74)×100 → 44.8% が発症した。
同様に、A/Cを持っている人、
23/(9+23)×100 → 71.9% が発症した。
A/Aを持っている人、
3/(0+3)×100 → 100% が発症した。
A/Aを持っている人の発症率が一番高いですね。どうですか?
めっちゃ分かりやすいです!☆彡ありがとうございます♪♪
回答ありがとうございます!!
一つ聞きたいのですが、遺伝子頻度的にホモ(pの二乗)よりもヘテロ(2pq)の値の方が圧倒的に大きくなるからA/Aが3でとても小さくてもA/Aの方がかかりやすいのでしょうか?ホモの人が現れにくいのであれば一人あたりで見たとしてもホモが現れにくいのは変わらず、ヘテロの方がかかりやすいのでは?と思ってしまうのですが、、、。理解力なくてすみません(・_・;