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新中学3年生です。
(国際連盟の)常任理事国とは一体何なのでしょうか?

国際連盟 第一次世界大戦 常任理事国 中学生 歴史
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回答

国際連合の中には、世界の平和と安定の役割を担う安全保障理事会があります。安全保障理事会(安保理)のメンバーである15の国のうち、アメリカ、フランス、ロシア、中国、イギリスの5つの国が常任理事国と呼ばれ、固定されたメンバー国です。残り10ヶ国は2年の任期で色んな国が入れ替わって参加します。

常任理事国は 拒否権 という権利を持ち、安全保障理事会で話し合う時に 常任理事国5ヶ国のうち1か国でも拒否権を使い反対すれば、その決議は否決されるというルールがあります。

ロシアがウクライナに軍事侵攻した時に、ロシアにすぐやめるよう求めることを安全保障理事会で決めようとしましたが、侵攻しているロシア本人が拒否権を使い反対したために、決めることができず否決されました。常任理事国のメンバー国自身が戦争を始めてしまい、国連の安全保障理事会で拒否権を使うと、安全保障理事会が作られた本来の目的である、世界の平和と安定を守るという役割が機能しないという、あってはならない事態が起こってしまいました。

ゆい

常任理事国とは、中国🇨🇳フランス🇫🇷ロシア🇷🇺イギリス🇬🇧アメリカ🇺🇸の5カ国。
その5カ国には、地位と拒否権があたえられる。
拒否権とは何かを決めるとき常任理事国つ1つの国だけでも反対があったら成立しなくなる
常任理事国に入ると、色々な国の情報が入ってきたりメリットが多い!

Xx_Saskia_xX

質問をよく読むと国際連合(国連)ではなく、国際連盟の常任理事国でしたね。

1920年に発足した国際連盟の当初の常任理事国は、イギリス・フランス・イタリア・日本の4か国でした。
1926年にドイツが国際連盟に加盟して常任理事国に加わり、イギリス・フランス・イタリア・日本・ドイツの5か国になります。
1933年に連盟総会で、満洲国を否定された日本と、ナチス党が政権を掌握したドイツが国際連盟を脱退し、イギリス・フランス・イタリアの3ヶ国に減ります。
1934年にソビエト連邦が国際連盟に加盟して常任理事国に加わり、イギリス・フランス・イタリア・ソビエト連邦の4ヶ国になります。
1937年に日独防共協定に加入したイタリアが国際連盟を脱退し、イギリス・フランス・ソビエト連邦の3ヶ国になります。
1939年にソビエト連邦がフィンランドに侵攻したため国際連盟を除名され、イギリスとフランスの2ヶ国になりますが、その後解散するまで理事会の機能が停止しました。以後は管理委員会が代わりに活動を行いました。

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