生物
高校生

問1の解答の下線部を引いたところがよく分かりません。また、問2で、1.5kbpは塩基対の数なので、アミノ酸の指定に使われている塩基配列を考える時は、塩基数の1.5×2で考えるのではなぜないんでしょうか?また、問3の解き方を分かりやすく教えて欲しいです。🙇‍♀️

13 制限酵素とDNA リガーゼを用いて,次の実験 1 ~実験5を行った。 下記の各問い (DNAの塩基対の数(塩基対数)は bp という記号で表し, 1000 bp = 1 kbp と表す。) [実験 1 ] 制限酵素Aを用いて, 3.0 kbp の環状DNAを切断したところ1か所で切断された。 〔実験2] ある生物由来のDNA を制限酵素A で切断し, クローニングしたい遺伝子Zを含む1.5 kbpのDNA 断片を取り出した。 〔実験3〕 切断した2つのDNAを試験管内で混ぜた後、 適切な条件のもとでDNA リガーゼを加え, それらのDNAを連結させて 4.5kbp の環状DNA を得た。 〔実験4〕 〔実験3〕 で得られた環状DNA を大腸菌に入れ, その大腸菌を培養した後, 増幅した環 状 DNA を大腸菌から取り出した。 〔実験5〕 増幅した 4.5 kbpの環状DNAを3種類の制限酵素 A, B, C を使って切断すると、次に 示す DNA 断片が生じた。 制限酵素 A で切断 制限酵素AとBで切断 制限酵素AとCで切断 ->> 問1 3.0 kbp と 4.5 kbpの2つの環状DNAの塩基組成を調べたところ, 3.0 kbp の環状DNA に 含まれるアデニンの割合 (モル比) は 22.5%であり, 4.5 kbpの環状DNAに含まれるアデニ ンの割合は 25.0%であった。 遺伝子Zを含む 1.5 kbp の DNA 断片に含まれるアデニンとシ トシンの割合は,それぞれ何%か。 アデニン[ %] シトシン[ H %] 問2 遺伝子Zを含む 1.5 kbpの塩基配列の中で, アミノ酸の指定に使われている塩基配列は50 %であった。 遺伝子Zから何個のアミノ酸が指定されるか。 [ 1 問3 4.5kbの環状DNAに制限酵素Bと制限酵素Cを同時に加えて切断すると,2つの断片が 生じた。 それらのDNA 断片の塩基対数は, それぞれ何kbpか。 生じた塩基対数の組み合わせを, すべて答えよ。 [ ] 生じたDNA 断片 (kbp) 3.0 と1.5 生じたDNA 断片 (kbp) 2.0と1.5と1.0 生じたDNA 断片 (kbp) 3.0 と 1.0と0.5
調節ダ パク質が関与する場合がある。 調節タンパク質は, プロモーターとは別の転写を調節する塩基配列 (転写 調節配列) に結合し, RNAポリメラーゼなどと複合 体を形成することにより, 特定の遺伝子の転写が開始 される。 13 問 1 アデニン: 30.0% シトシン 20.0% 問2 250個 問3 2.0kbpと2.5kbp, 1.5kbpと3.0kbp 《解説》 問1 全体の塩基対を4.5kbp とすると, 3.0kbp は全体の 12/3 1.5kbpは全体の1/23 である。 ア 2 X デニンは、 13 だと 22.5%であるが,残りの1/3のX% を足すと全体で25.0%になる。したがって (123 22.5 +1/12 xX=25.0 X = 30.0% アデニンは 30.0%になる。 また, アデニンが 30.0% なら、相補的結合によりチミンも 30.0%。 残りの相 補的に結合するグアニンとシトシンで 40.0%なので, シトシンは20.0% ということになる。 問2 1500の塩基配列のうち 50% が使われている ので, 750 の塩基配列が使われていることになる。 3 つの塩基配列で1つのアミノ酸を指定するので,750 ÷ 3 = 250になる。 問3 実験5より、制限酵素Bは3.0kbp を 2.0kbp と 1.0kbpに切断する。 ただし, 2通り考えられる (図1参照)。 また、制限酵素Cは1.5kbp を 1.0kbp と 0.5kbp に切断する。 この場合も2通り考えられる。 図1と図2の組み合わせで考える。 ② c (4) ア, ウ, オ 1 問 (3) ア・・・蛹化開始前に発 イ・・・蛹形質の維持に必 時点で発現している
制限酵素

回答

問1
解説のように比を使った解き方も出来ますが、もう少し直感的な解き方ですと:
3.0kに入っているアデニンの数は3000x0.225
4.5kに入っているアデニンの数は4500x0.25
その差のぶんのアデニンが1.5kに含まれていることになるので、その割合は
(4500x0.25 - 3000x0.225)/1500
= 3x0.25 - 2x0.225
= 0.3 => 30%

問2
転写されてアミノ酸配列に翻訳されるのは、2本鎖のうちの一方だけだからです。

問3
実験5から、添付したような地図を描くことが出来ます。
- AとBで切断した結果から、Bが3.0kの断片を切って2.0kと1.0kに別けたことが分かる
- AとCで切断した結果から、Cが1.5kの断片を切って1.0kと0.5kに別けたことが分かる

ですが、Cで切れる位置が、添付図中のC1とC2の2通りが考えられます。
この地図を参照すると、BとCで切った結果は
(1) 1.5k+3.0k
(2) 2.0k+2.5k
の2通りが考えられます。

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