世界史
高校生

第二次世界大戦後の中国について勉強しているのですが、こちらの文章の下3行が何を言っているのかいまいち理解できません。(なぜ孤立したからアメリカに接近したのでしょうか、、)教えてください!!

戦後の中国 1945年、日本の敗戦とともに, しょうかいせき 中国では国民党の蒋介石と共産 もうたくとう そうじゅう 党の毛沢東が双十協定を結んで,新たな国家建設を かいさい めざす政治協商会議の開催に合意した。 しかし翌 46年には全面的な国共内戦が始まり, 49年、つい しゅうおんらい に共産党の毛沢東を中央人民政府主席,周恩来を首 しょう ちゅうか 相とする中華人民共和国の建国で終結した。 これに じんえい よって,社会主義陣営に新たな大国が加わった。中 そうえんじょ 華人民共和国は,中ソ友好同盟相互援助条約を結ん ていけい でソ連と提携し,工業化の技術指導を目的として人 材交流も活発化した。 一方, 蒋介石の国民党政府は タイワン きょてん 台湾に中華民国の拠点をおき, アメリカと提携して はんこう 大陸反攻をめざしたため、中国は分断された。 中華人民共和国は、毛沢東の指導のもと、食料と だいやくしん 鉄鋼の増産をめざして大躍進運動を進めたが失敗に しょうとつ 終わった。 1960年代に入ると, ソ連との間に衝突 ふんそう こりつ を起こし, インドとも国境紛争が発生して孤立した ため, 70年代にアメリカに接近していった。 →P.111 >

回答

1970年代といえば冷戦真っ只中ですよね。
そんな中で東側陣営であるソ連と衝突を起こしたということは、つまり東側陣営との関係悪化を表し、孤立してしまうことを表します。また、第三勢力であるインドとも紛争が発生し、国際社会での立場が危うくなっていました。
それで居場所がなくなってしまったと感じた中国は、西側陣営の代表的存在であるアメリカと接近することで、ソ連に圧力をかける事と同時に、両側陣営からの孤立を防いだと考えられています。
余談ですが、現在、冷戦は終結しアメリカと接近する必要性も無くなり、その結果米中関係の悪化が現在進んでいるのだと考えられます。

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