英語
高校生
解決済み

Paul had nobody to talk to, を「ポールは話す人が誰もいなかった」と訳したのですが答えは「ポールは誰とも口を聞かなかった」でした。なぜこのような訳になるのか教えて下さると嬉しいです、!

回答

✨ ベストアンサー ✨

どちらもまぁ一般的な感覚で言えば日本語としては自然かなと思いますよ。

質問に真正面から答えると深掘りすることになるので、こんな説明は求めていないかもしれないけどお付き合いください。

①【ポールは話す人が誰もいなかった】
という文の問題点は
ポールは という部分の位置付けです。
話す人が が主語/いなかった が述語
誰も は述語を修飾している
ここまでは明らかです。でも、ポールは は
周りの語句とどのように結びついているのかが明確ではありません。
ポールは を主語とすると、主語が2つあるように感じられてしまって、英語は主語は1つですから変になってしまう。

これを修正する方法としては
②【ポール"に"は話す人が誰もいなかった】
こうすると、
ポールには は いなかった を修飾してることが明らかになります。
個人的にはこれもアリかなと思います。

ただしこれもあえてツッコミを入れるとすると
2つ言えることがあって
1つ目は、英文では、Paulは主語だから、
日本語でもそれを合わせてあげたい と考える人はいるかもしれません。
2つ目はもっと重要で、この訳だと
Nobody talked to Paul.
という英文のようにも見えるのです。

【ポールには話す人が誰もいなかった】
ポールが話しかける相手 がいない
ポールに話しかける人 がいない

どっちのことを言ってるのか…
②の日本語だとどちらとも取れるのです。
ただ、だからといって
この日本語自体には文法的な欠陥は無いのです。
それに前後に文脈があればどっちの意味なのか特定できるでしょう。
文の意味は究極的には文脈で決まる というのは普通のことで、文法的に欠陥がなくても、意味は特定できないことがあります。

でも、
英語一文に対して、その意味を明確にする日本語を当てたいという「訳」としての目的は果たせてはいませんね。

③【ポールは誰も口を聞かなかった】
これは一見すると意訳的で、そんなに直訳からいじっちゃっていいの?と思うかもしれませんが、
①②で指摘したことを全てクリアしています。
英文の主語と日本語の主語が揃っている
誰が誰に何をしたのか が複数通りに解釈できる日本語ではない
(ポールが 誰かに話そうとしたけど その相手がいない)という解釈しかできない日本語です。
訳としては①②よりも③が確かに優れていると思います。

ただし日常的な感覚で文脈も踏まえて訳して良いのであれば①②でも十分伝わります。

りん

なるほど、、ありがとうございます!

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