> 意味が「~できる」ならば、「to vote」は問題の文中のwasは否定形wasn'tで、かつvoteの部分を受動態(to be voted)にして使う必要があるはずですし、
ここの部分はすみませんが何言ってるのかよくわかりませんでした。
少なくとも自分はそう考えたことはないと感じました。
voteは「投票する」という動詞です。
to voteはそれを不定詞として使っているだけです。
投票「できる」という可能のような意味についてですが、ここではlegalが「合法の」「法律で認められている」という意味なので、そこからきていると思います。
つまりこの文は
私は、投票することが法律で認められていた
というようなことを言っているのだと思います。
ただ、それなら It was legal for me to voteとするほうが文法的にはすっきりしていますね。
人 is legal to V
という形を取ってしまうと、このto不定詞は何用法なのかわからないというのもよくわかります。
人 is legalでSVCだから、to Vは副詞的用法と取るほかないのですが、およそ「副詞的」な修飾関係がないように見えるからです。
同じような形を取るものに、
よく熟語として覚えるやつで
be willing to V
〜する意志がある、〜するのを厭わない
というのがあります。
これも普通に文構造を取るだけだと解釈しきれないから、「熟語」として暗記しなさい〜となっているものです。
でもそうすると、今回のlegalのように普通は熟語として扱わないような単語に出くわしたときに困ってしまいますよね。
長いので切ります
いま、もっとシンプルな考えがパッと浮かびました
この文は、これまで若すぎて選挙権がなかったのが、投票できる年齢になったということですよね
つまり、ここでのlegalは"年齢条件を満たした"、"合法の年齢になった"ということです。
I was (too) young "to vote"
直訳: "投票するのには"、若い(若すぎる)
意訳: 若いすぎるから投票できない
↓
I was legal to vote
直訳: "投票するのには"、法律で認められている
(=年齢の条件を満たしている)
意訳: 法律で認められている(認められた年齢に達している)ので、投票できる
↓
I was old (enough) "to vote" 少し変な文ですが
直訳: "投票するのには"、(十分に)歳をとっている
意訳: 歳をとってるので投票できる
という感じで、too to構文やenough to構文を意識してみるとどうでしょうか。
これなら一般的に習う範囲内で「できる」「できない」の訳が導けるし、この文章の文脈にも沿っています。
あくまで解釈に困ったときの読み方ですが、使えそうな知識を紹介します。
それは
【主語とto不定詞のあいだの部分を丸ごと、助動詞もししくは副詞と見なして解釈する】
というものです。
例えば
I want to fly はふつうは文構造を取ると
I wantがSV、to flyはO(名詞的用法)ですね
これを
IがS
want toを助動詞や副詞のように、後ろの動詞にかかる
flyをV
というような感じで考えるということです。
want to V は「〜し【たい】」だから、
日本語の助動詞「たい」にwant toが相当しているんですよ。
だから不自然じゃないですよね。
この考え方を拡張していくんです。
I was legal to vote
IがS
was legal to が助動詞もしくは副詞的な感じで
voteがV
助動詞っていうのは、
動詞に対して話し手や文主語の態度を示すもの
というのが基本的な役割なので
was legal toの部分は、
SVの部分 私が投票する(I vote)に対して
何らかの態度を表明しているって考えて
legalは「合法的な」というくらいにわかっていれば
ざっくりと日本語に直せそうですよね
あくまでざっくりとですけども
私が投票するのは、法律で認められた合法的なことだった
やりたいかやりたくないか、とか
その意志がある・ない とかっていうよりは
法律で認められている
ということを言っていると読めます。
ここで説明したことは、
自分が大学受験したときに習ったことで
後々になって、この考え方のベースには
五文型とかとは全く別の、文構造の理解の仕方があるというのがちょっとわかったりしたのですが、
とりあえず困ったときに別の方法で考える糸口にするくらいが良いと思います。
ただし、形容詞では、
この形容詞は人しか主語にならない
この形容詞は名詞を修飾する形では使わない
というようにNGとされる形を持つものもあります。
形的にNGなものはNGとして、無理やり何でも解釈しようとしないことも重要です。