✨ ベストアンサー ✨
可能ならこの一文全文を見せてもらえますか?
訳から察するに、このwhichは、前の部分の内容を先行詞とするwhichだと思います。
その場合、
<[ 前の部分 ], the moral of which is〜.>
というように、
先行詞となる[前の部分]があって、カンマのある関係代名詞(非制限用法)で繋がっているのが普通で、
< >で囲んだ全体が一文となるはずです。
ただ、その画像を見る限り"T"he moralと大文字から始まっていますから、
先行詞となる主節と、関係詞の節がそれぞれ独立した文になっているということですよね。
こういう形も無くはないです。(画像参照)
ただ、一続きの文章の中でこういうふうになることってあるのかな…
理屈の上では、カンマありの関係代名詞の文というのは、独立した2文にしても問題ないものを関係詞で繋いでるだけなので、今回のように関係詞は使われているけど独立した文になっている形でも意味を読み取るのに支障はないとは思います。
ちなみに
The moral of whichの、of whichは所有格の代用だと思えば良いです。つまりwhose moral ってことです。
言葉で説明しにくいけどこういうときwhoseはあんまり使わないような気はします。
>関係代名詞ならその後に不完全文が続くのではないのでしょうか…
完全文・不完全文ってことでいうと
その質問の時点でいろいろ勘違いしているし
そもそも勘違いしやすいからあんまりその理屈で考えるのオススメしないですけど
確かに
①関係代名詞の主格と目的格は、関係詞よりも後ろのまとまりが不完全文になります。
でもこれは前置詞+関係代名詞ですよね?
②
関係副詞
もしくは
全体で副詞句を作るような前置詞+関係代名詞のまとまりは、
関係詞から後ろは完全文になります。
でも今回の場合
of whichだから前置詞+関係代名詞と考えると
後ろは完全文じゃないといけないのに
is that〜 ってなってる時点で不完全文でしょう。
なんでこういうことが起こるかというと
今回のは所有格に相当するものなので、①②のどちらにも当てはまらないんですよ。
the moral of which
っていうのは 「〜の教訓」だから
このof whichはうしろからmoralを修飾する形容詞句なんですよ。
そしてwhichは、この文よりもさらに前の部分を先行詞としているわけです。
本来 ,which で続いていくところが、完全に切れてしまって独立した2文になっている、というのは先程説明したとおりです。
だからこのof whichは
①はもちろん
副詞句を作らないから②にも当てはまらないんです。
関係詞は独立した2文を1文に繋いだものなので
完全文/不完全文 ではなくて、
独立した2つに分解して考えるのが良いですよ。
先行詞のところでちょうど糊付けするように繋いでいるので、その関係で関係詞節の方は語順がずれていますけど。
The house whose roof is red is mine
・The house is mine
・Its roof is red
こんな感じに