生物
高校生
この問題で、
Aがタンパク質Tの働きを抑制する。
タンパク質Tは物質Dを取り込む働きをしている。
物質Dが取り込まれると活動量が小さくなり、
取り込まれないとき大きくなる。
-/-マウスはタンパク質Tの欠損により常に物質Dが存在しない状況にあって、活動量が大きくなっている。
と考えました。
模範解答は
物質Aはタンパク質の働きを阻害するが、-/-マウスではタンパク質Tが存在せず、物質Aの有無に関わらず、高濃度の物質Dがシナプス間隙に存在するので、活動量が大きくなる。
とありました。タンパク質がシナプス前膜に存在することや、シナプスに見られる反応を題材にしているので、やはり、自分で出した解答のようには考えられないのでしょうか?
シナプス前膜ということからも、物質を回収して情報が伝わり続けないようにするという働きに関する問題ということでしょうか。
文2
4511200
「物質Dは神経伝達物質の一種で, マウスの脳内のシナプスで作用し, マウスの活動量を
増加させる作用をもつ。 また, タンパク質TはニューロンNのシナプス前膜 (ニューロン
Nの軸索末端の細胞膜)に存在するタンパク質である。マウスではタンパク質Tの遺伝子
を完全に欠損している個体が得られている。そこで、タンパク質Tの遺伝子をホモでもつ
個体(+/+マウス),ヘテロでもつ個体(+/-マウス)および、この遺伝子を完全に欠損
している個体(-/-マウス)を用い, シナプス間隙における物質Dの濃度とニューロン N
による物質 D の取り込み速度の関係を調べたところ、図2のようになった。次に,それぞ
れのマウスに生理食塩水,または物質Aを含んだ生理食塩水を投与し,一定時間後にそれ
ぞれのマウスの活動量を測定したところ、図3のようになった。なお,物質Aはタンパク
質Tに作用することがわかっている。
THIHOVI
物質Dの取り込み速度(相対値)
40
30
20
10
ム
20.1
○ +/+ マウス
+/-マウス
-/-マウス
0.5
1
物質D の濃度(μmol/L)
図2 物質Dの濃度と物質Dの取り込み速度の関係
1時間あたりの活動量(相対値)
1500
1000
500 -
0
kro
生理食塩水
物質 A
+
生理食塩水
図3 生理食塩水, または物質Aを含んだ生理食塩水を投与したときのマウスの活動量。
設問(4) 図2の結果より, タンパク質Tのはたらきについてわかることを解答欄の枠内で
述べよ。 ただし, タンパク質T以外のタンパク質のはたらきについては考えなく
てよい。
□ +/+ マウス
+/-マウス
-/-マウス
0
設問(5): 図3において, +/+ マウスや+/-マウスでは物質Aの有無により活動量に大き
009.0
な違いがみられるが、文字スではこのような違いがみられない。-/-マウス
で活動量の違いがみられない理由として考えられることを,物質Aのはたらきに
触れつつ解答欄の枠内で述べよ。 ただし,以下のリストの用語をすべて用いるこ
と。
(用語リスト
・タンパク質
・物質D
・シナプス間隙
A
#
→T
↓とり込み
D →
あり活動×
なし 活動〇
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