世界史
高校生
解決済み

①国際連盟、パリ不戦条約の内容
②連盟、条約での反省点

この2つを教えて頂きたいです🙇🏻‍♀️お願いします。

【課題10] 戦争再発防止への挑戦 1. 「国際連盟」 「パリ不戦条約」 では第二次世界大戦を 防げませんでした。 その反省のもとで 「国際連合憲章」 (史料[8])が作られましたが、その反省はどのような点に 生かされていますか?
国際連盟 パリ不戦条約 国際連合憲章 第二次世界大戦

回答

✨ ベストアンサー ✨

①内容
恒久平和を目指した、史上初の集団的国際安全保障機構が国際連盟です。本部はジュネーヴに置かれ、イギリス・フランス・イタリア・日本の4カ国による理事会と全会一致制をとる総会で構成されています。

パリ不戦条約は1928年にアメリカ国務長官ケロッグとフランス外務大臣ブリアンが中心となり調印された、戦争を否定する初の国際条約です。

②反省・欠陥
国際連盟では経済制裁が中心で、軍事制裁の権利がありませんでした。なのでいくら戦争を仕掛ける国があったとしても経済でしか制裁ができませんでした。
また、最後まで世界一の経済大国であるアメリカが参加しませんでした。どんなに国際連盟が動いても、結局アメリカによって左右されていました。

パリ不戦条約では、自衛のための武力行使は認められました。また、「侵略」の定義や「制裁」について触れられなかったので第二次世界大戦を防げませんでした。

国際連合憲章の内容を分かりやすく教えて頂くことって出来ますか?お願いします🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♀️

しゅう

国際連合憲章は1945年6月のサンフランシスコ平和会議で採択、10月に発行されました。前提として、上に書いたように「国際連盟」での反省(経済制裁のみだったなど)を生かして武力行使などの承認を含め、世界平和維持を最大の目的として発足されました。

少し詳しく
ニューヨークに本部を置く事務局、「多数決制」の総会、軍私的制裁権を持つ安全保障理事会で構成されます。ここで大事なのが、『大国主義』の反省から事務総長は小さく弱い国が担当することです。それから、国際連盟が「全会一致制」だったのに対し「多数決制」なのも大切です。また、安保理のうちアメリカ、イギリス、フランス、ソ連(ロシア)、中国からなる常任理事国には拒否権が認められました。
ここまででわかる通り「戦争」「大国主義」「国際連盟」の反省を盛り込んだものですね。
しかし、問題点もあります。「国際連盟」ては理事国へ制裁が可能でした。しかし、「国際連合」は拒否権が行使されるかぎり制裁ができません。つまり、いまだに大国主義的な名残があるということです。だから、現在ロシアが行っているウクライナ侵攻に国連が手を出せないんです。

なるほど!!
とても分かりやすく教えて頂きありがとうございました。助かりました。🙇🏻‍♀️

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