この問題は、実際に計算しましょう、という問題ではなく、エラトステネスが使った計算方法を理解しているかという問題です。
小牧の牧さんと青森の森さんが、それぞれの場所で太陽の南中高度を測ることで緯度の差を求めて、別の資料に載っていた2つの都市の距離を使って地球の大きさを計算したということになっています。
そして、会話では、
2つの都市は経度が違うから、計算結果は、実際の地球の大きさよりも大きくなってしまう。
経度の差を考慮して計算するということは、2つの都市の南中時刻を調べて経度差を測ると、下の図の「L」の距離がわかるので、それで計算する。
ということが書かれています。
つまり、この問題では、
①経度が違う2地点のデータで計算するとどうなるのか
②経度差を測るにはどうすればいいのか
が、わかっているかどうかを問う問題だと思います。