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まず、ヨーロッパの気候について、地中海沿岸が地中海性気候、その北側が西岸海洋性気候であることは覚えておきましょう。
地中海性気候の特徴は、温帯で夏に降水量が少ないこと。
乾燥帯は年中降水量が少ないですが、冬に降水があって夏乾燥する気候区はこれだけなので、他にない特徴です。

この問題は、マドリードのハイサーグラフはどれかという問題です。
①のグラフだけ気温が高い時期に降水量が少なくなっているので、地中海性気候のグラフです。4つの都市の中で地中海性気候の可能性がある=地中海に近いのはマドリードだから、すんなり決まってしまいます。

残りの3つのグラフですが、
2は年較差が小さいので、西岸海洋性気候のダブリン。
ここは、沖を暖流の北大西洋海流が流れていて、冬にはその上空の暖かい空気を偏西風が運んでくるので、北にある割には冬でも暖かいのが特徴。
夏は海からの風は涼しいから気温はあまり上がりません。

③と④ですが、よく見ると、最寒月の平均気温が④の方が低く(-3℃未満)、これは亜寒帯の気候になります。
ワルシャワとタリンではタリンが北にあり、大西洋からも遠いので、寒さが厳しく、④がタリン、③がワルシャワになります。

地道な地理

地中海性気候が夏に乾燥するのは、ヨーロッパの場合、夏に南の方から亜熱帯高圧帯(中緯度高圧帯)が北上するからです。
だから、アルプスやピレネー山脈より南は、地中海には面していなくても同じように気候だと考えていいと思います。

anz

ありがとうございます🥲
すごくわかりやすかったです!!

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