A.
どれをかけても、最小公倍数になるわけではありません。
最小公倍数は、両者それぞれに適当な数をかけて同じ数字になるもの、を言います。
最小公倍数や最大公約数を考える際は、素数の指数に注目します。
例えば、
12 = 2^2 × 3^1 …⑴
18 = 2^1 × 3^2 …⑵
⑴と⑵で、素数の指数の値が一致する時が最小公倍数です。
⑴では、素数3の指数の値が⑵より1小さい。
⑵では、素数2の指数の値が⑴より1小さい。
これらの数字を12,18にかけていくと、
⑴ → 12 × 3 = 36
⑵ → 18 × 2 =36
よって、最小公倍数は36です。
ここから公倍数を考える際は、36 × ○ の組みを考えれば、条件は満たします。
最小公倍数の一般化は、写真❶❷を参考にしてみてください。
写真❷でXとYの最小公倍数の条件は、
a = d
b = e
c = f
ですので、XとYそれぞれで不足している素数の指数値分をかけてあげると、最小公倍数が出てきます。
ありがとございます