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三角点は、三角測量という方法で、位置を測定するときの基準としている点です。
位置関係を測るので、見晴らしのいい山の頂上などに三角点があることが多いです。
水準点は、水準測量という高さ(標高)を測るための基準としている点です。
旗竿のようなものをもった人と、水準器で測る人とが、全国を歩きながら測量していたので、主な道路沿い(または昔幹線道路だったもの)に水準点はあります。
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三角点は、三角測量という方法で、位置を測定するときの基準としている点です。
位置関係を測るので、見晴らしのいい山の頂上などに三角点があることが多いです。
水準点は、水準測量という高さ(標高)を測るための基準としている点です。
旗竿のようなものをもった人と、水準器で測る人とが、全国を歩きながら測量していたので、主な道路沿い(または昔幹線道路だったもの)に水準点はあります。
「つづき」
_そこで、標高0mをそれまでの単純な回転楕円体表面(ラグビー・ボール)からの高さではなく、1年平均の凪いだ海水面が陸地の下にある、とした仮想的表面を基準とする様に決めたのです。これを地球ジオイド(じゃがいも)、その表面を地球ジオイド面倒、と言います。重力が大きい所はその分、海水面が高いところまで這い上がってきます。世界で一番重力加速度が大きい所は6m〜7m位這い上がってくる、と伝聞しています。勿論、重力加速度が弱い所もある訳です。この、地球ジオイド面からの高さを標高と言います。
_水準点とは、全国の主な国道又は主要地方道に沿った約2kmごとに設置してあります。この水準点を使用することにより、土地の高さを精密に(mm単位)に求めることができます。
_また、地殻変動、地盤沈下対策等に必要な土地の上下変動は、水準点の測量を繰り返すことにより求められます。
_水準点は、水準、即ち、水の高さ、と言う名前から分かる様に土地の高さを測る事が主要な目的です。この、高さと言うのは標高の事ではありません。永田町にある、日本水準原点と較べた高さです。
_GPS測量で、水準点も緯度・経度・標高を測る事も出来ますが、主要な目的は土地の高さを測る事です。
_約2km毎に水準点がありますので、水を使った水準器等で水平を確保して、レーザーを水平に照射して、比較元の水準点と較べて何mm高いか低いか、を測るのです。ですから、高さを測る時は三角測量ではありません。2点で測っています。約2kmの距離では、地球表面の丸みは誤差となり、地球の丸みの高さに与える影響は0.1mm未満となります。
_三角点は、山の頂上付近や見晴らしのよいところに設置され、経度、緯度、標高が正確に求められています。
_地図の作成はもちろんのこと道路の建設、都市の開発などの公共事業を行う際にはなくてはならないものです。
_標高も測る事が出来ますが、主要な目的は、緯度・経度を測る事です。標高は測れますが、近くの水準点とは標高差が大きいので、水平レーザー照射が使えないので、高さは分かりません。三角測量で緯度・経度を測るので、見晴らしの良いところにある訳です。
_さて、最後に、高さと標高との違いを説明します。
_法律が変わって、標高はGPS測量で測ったものを標準値とする事にになりました。GPS衛保証は衛星軌道を回っています。しかし、エベレストやらの高い山がある所は、山の分、質量が偏り、重力加速度が大きくなります。
_平地でも、地殻の厚さや、主要構成岩石の種類が、密度の高い玄武岩か、低い安山岩か、によって、重力加速度が異なります。
_重力加速度が違うので、GPS衛星の軌道は単純な楕円軌道ではなく、高さを重力加速度に応じて変えながら、ふらふら飛んでいるわけです。
『続く』
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