asっていうのはいろんな訳し方があるんで難しいですよね。
ここでは理由の意味になります。
becauseとかsinceとかでもいいのですが、訳には表しにくいニュアンスの点で少し違ってきます。
まぁそこまではわからなくてもいいと思います。
asはいろんな訳し方があるんですけど、
基本的なイメージとしては、
なんらかの点で、2つの事柄が両立する、同時に起こる、同時に成り立つ、
みたいな感じです。
今回の文では、
主節がThe man missed 〜 と過去形で、
asのまとまりはas he had not seen 〜 で過去完了
というふうになっていますね。
こういう時制のズレがある場合は、asはほぼほぼ理由の意味だと思って間違い無いです。
以下では、時制のズレがあるとなんで「理由」の意味になるのかを説明します。
興味なければ読まなくて大丈夫です。
まず、時制がずれているから、この2つのことが
【時間的に】「同時に起こる」訳ではないことがわかりますね。
つまりここでは「2つの内容が両立する」というようなイメージでasを捉えた方がいいということです。
内容を確認してみます。
2つの内容と言っても、asのまとまりはあくまで副詞節で、この文のメインの内容(主節)は「彼は故郷を恋しく思った」の方です。
主節は
the man missed hit hometown
「彼は故郷が恋しかった」
主節に付随するasのまとまりは
as he had not seen it for 30 years
で、asの訳し方はとりあえず置いておくと
itはhis hometownのことなので
「彼は故郷を30年間見ていなかった」
この 見ていなかった は過去完了なので、
時系列順でいうと、
恋しく思った よりも先に起こった出来事です。
彼が故郷を恋しく思った
ということがメインの言いたいことで、
付属する内容として
それ以前に彼が故郷を30年間見ていない
ということがある
そしてこの2つの内容が両立している
というのが今回の文です。
この「付属する内容」は、メインの内容に対して、そのような意見とか事実に至った背景を述べるような感じなんです。
つまり
「故郷が恋しい」ということが言いたくて
その気持ちに至った背景として
「彼が30年間故郷を見ていない」という事実が成立している
ということなので、理由の訳になるんです。