ひたすら読んで和訳が上手くなる根拠にはどのようなものがありますか。
逆に、和訳が上手くなる要素として重要なのは何だと思いますか。
学力の向上には論理的に説明をつけることができる、という持論を持っています。故に、論理的な根拠に乏しい勉強法は、効果的である確率が低くなると思います。
まず、和訳が何故苦手か、和訳のどこが苦手か、なるべく具体的に考えてみてください。和訳で落としているところこそが改善して点数を伸ばせるところなので、ここに曖昧さを残すべきではありません。
(無生物主語の和訳が苦手、完了形の意味はどれを選択すれば良いのかわからない、高確率で知らない単語がある、等)
次に、それはどのようにして改善され得るかを、根拠を持って考えてみましょう。
このステップを経て得られた勉強法は、点数を落としているところを潰すもので、かつ点数に直結するところです。しかし、この方法では過去に自分が解いた問題についてだけしか能力を伸ばせません。ここで、より少ない演習量で多くの学びを得るために必要なのがメタ的な視点です。
例えば「完了形について、どの意味で和訳を作れば良いのかわからない」ということが分かった時に、一歩引いて、英語全体でそのような「意味が複数あり、かつ判断に自信のないもの」が無いかを探してみます。僕はto不定詞や、分詞構文、現在形を思いつきました。これも同時に対策します。
また、学習法自体にメタ的な視点を導入することも大事です。例えば、「単語の意味の記憶が不正確である」ことが分かったら、それを解決するべく、例えば「単語暗記の際は日本語訳を口に出して読む」のような解決案を考え、実行します。また、「イメージは明確にあるけどそれに合う日本語が見つからない」であれば、「夜に見た夢の状況を説明してみる」とかも効果的かもしれません。
こうして、論理的に効果が説明できるように勉強法を考えることで、それが効果的である確率はより高まると考えられます。
因みに僕自身がこの考え方を実践したことはありません。すみません。書いてて凄く楽しかったです。我ながら論理的かつ説得力のある勉強論を構築できたと思っているので、これからはこれを実践したいと思います。もし一欠片でも説得力を感じたなら、どうぞこれを参考に、勉強に精を出してくだされば回答者としてこれ以上の僥倖はありません。