オイルショックは原油(石油)の価格が3倍程度に上昇して世界経済が混乱したできごとです。
それ以降、2つのことが起こりました。
先進国に対して産油国の発言力が強くなった。
それまでは、先進国の国際石油資本(メジャー)が原油価格の決定権をもっていましたが、西アジアを中心とするOPEC加盟国が原油価格の決定に力を持つようになりました。
また、原油価格の高騰でいろいろな物価が上昇しました。
製品の価格を低く抑えるために、物価が安い国で生産することで人件費を抑えることを狙って、安価な労働力が得られる東アジア、東南アジアへ工場が進出しました(=生産拠点の移動)。