✨ ベストアンサー ✨
実は数IIの微分を学習しないと「接線の傾き」の概念がなかなか掴みづらいのですが、ご存知の「傾き」という概念だけで説明したいと思います。
数学で「たて(y)÷よこ(x)=傾き(y/x)」と習ったと思います。
物理では「きょり(x)÷じかん(t)=はやさ(x/t)」となるわけ。
どちらも縦軸の数値を横軸の数値で割っていますね。
ですから、概念としてですが「『傾き』とは『速さ』のことなんだ!」とか「『速さ』って『傾き』で表せるんだわ!」と考えて間違いありません。
で、この問題では微分というツールを使わずに、縦軸の数値と横軸の数値が正確に求められる2箇所を結べば点Pを通る直線が分かるようになっています。
その直線の傾きは「点Pを通る傾き」ですので、つまり「点Pを通過したときの物体の『瞬間の速さ』」と言って良いのです。
点Pからx軸に垂線を引けば「点Pを通った瞬間の秒数」が分かり、y軸に垂線を引けば「点Pを通った瞬間の距離(または位置)」が分かっているのでピンポイントに「瞬間の速さ」が言えると考えられます。
参考までに写メ付けときます。
写メは見ての通り直線だけのグラフですので「瞬間の速さ」も「平均の速さ」も同じ値になります。
今回質問にあった曲線のように、その瞬間瞬間で「瞬間の速さ」が変化しているのとは異なりますね。
ありがとうございました😊