ここで質問に答えていて、すっごく多い質問の1つだと思います。
過去完了形は、「大過去」を表す使い方だけじゃなくて、完了形が持つニュアンスを表したくて使うこともありますよね。
I ate a hamburger because I had been hungry.
という文は、過去完了形に「継続」の意味を読んで、
「ハンバーガーを食べた。ずーーーっとお腹が空いてたから。」という感じになると思います。
では何で大過去じゃなくて継続の意味になるのか
ということですが、
基本的「大過去」の用法というのは、前後関係を明確にしないと誤解されそうな文に使うことが多いんです。
今回の文は過去形だけで書いても、出来事の前後関係を間違えることはまずないですよね。
「ハンバーガーを食べた」と「お腹空いた」の前後関係を考えろって言ったら、100人中100人がまず初めに「お腹空いた」→「ハンバーガー食べた」とするでしょう。
逆にもし、「ハンバーガーを食べた」のにその後すぐ「お腹空いた」と言いたい文を作ろうとしたら、
ハンバーガー食べた の方を過去完了にした方がいいかもしれません。そうじゃないと誤解するかもしれない。
だから、りゅうさんの今回の答えは
過去完了にしなくても読み間違えない文なのに、
わざわざ過去完了を使っているということだから、「大過去」以外の、完了形でしか表せないニュアンスのことを言いたいんだ、と考えたくなるような気がします。
過去完了の使い方が間違っているわけではないのですが、必ず過去完了を使わなきゃいけない、ということではない。内容によっては、過去形だけでも物事の前後関係を誤解なく伝えることができる
ということを頭に入れておけばいいと思います!