✨ ベストアンサー ✨
60についてですよね。
図と合わせて説明するので少し待ってください。
ありがとうございます!!
大体わかりました。
一つだけわからないことがあって、、、実験4では造血幹細胞が殺されて、新しくリンパ球を作ることができなかったということですか?
そうですね。
その考え方で合っていると思います。
そのうち回復し、また新しく造血幹細胞は作られますが1枚目の画像のように、極めて高い線量を受けた場合には自然回復が不能になることもあるようです。
分化や放射線の影響についても載せておきますね。
わざわざ図まで付けて頂いて、、、
感謝です、ありがとうございました!
まず前提として、拒絶反応は自己のT細胞が移植された皮膚などを非自己として認識し攻撃することで起こる、ということを知っている必要があります。
【実験2より】
w(ヌードマウス)はwの皮膚に拒絶反応を起こさなかった
→w(ヌードマウス)はT細胞を持っていない
【実験3より】
図の①:胸腺を得た
図の②:拒絶反応が起きた
→①の直後にw(ヌードマウス)に移植された胸腺でT細胞が成熟し、それにより②で拒絶反応が起きた
【実験4より】
図の①:放射線を照射することで骨髄のリンパ球を殺す
図の②:w(ヌードマウス)が胸腺を得る
図の③:w(ヌードマウス)は移植された皮膚に拒絶反応を起こさなかった
→胸腺を得てもT細胞が成熟せず、拒絶反応が起こらなかった
ざっくりいうとこの実験は何によって拒絶反応が起こるか、というものだと思います。
まずT細胞は骨髄で分化した造血幹細胞が、胸腺で成熟することで作られます。
【実験3】ではw(ヌードマウス)が元から持っていた造血幹細胞が、移植された胸腺で成熟したために拒絶反応が起きました。
【実験4】では、まず放射線を当てw(ヌードマウス)の造血幹細胞を殺しています。
そのため、w(ヌードマウス)に胸腺が移植されてもT細胞は成熟せず、拒絶反応も起こりません。
つまり拒絶反応が起きるには、胸腺でT細胞が成熟する必要があり、それには骨髄のT細胞の元となる造血幹細胞が必要である。
という実験です。
長くなってすみません。
わかり辛いところがあればまた言ってください。