染色体の数え方の違いかと思います。
減数第一分裂前期では,染色体が縦列し(縦に裂け目が入り),相同染色体どうしが対合して二価染色体をつくります。この二価染色体の1セットを見ると見た目は4本ですが,縦列した染色体が2本くっついています。(詳しい図は教科書を見てください)
第一分裂での染色体は,対合面で分かれますから,縦列した染色体が1本(見た目は2本ですが…)しかありませんので,2n→n になります。
ちなみに,第二分裂では縦列面で分かれますが,分かれると染色体の数え方は1本になります。核相はそのままn…。混乱しやすいです。
父方・母方由来の染色体が1本ずつ残っていれば2nと考えた方がわかりやすいかもしれません。
ややこしい回答ですみません。
染色体の数え方で,縦列したもの(縦に裂け目が入ったもの)は1本と数え,nとしています。これが2セットあれば2nと表記されます。基本的には体細胞分裂でも減数分裂でも数え方は同じになります。
図まで描いていただきありがとうございます…!🙇🏻♀️
今までの認識では、⑤の図で「1本と数える」やつが2個細胞内にあるのでそれで2nだと思っていたのですが、
もしかして赤と青で合わせて1本ってことだったりしますか?
理解力がなくてすみません。
あっっ「大きいのと小さいの各種」1本ずつってことかな…??
はい、大きいのと小さいの各種1本ずつです。各種2本ずつあれば2n、3本ずつあれば3nというようになります。
ご丁寧な回答ありがとうございます。
では、どちらが正しいとかではなく、相同染色体をnと数えているか、二価染色体をnと数えているかの違いということでいいんでしょうか?
加えて、第一分裂時と第二分裂時でその数え方が変わっているという認識で合っていますか?