質問
中学生
解決済み

世界各国の海軍において、近年建造されることの多いミサイル駆逐艦やフリゲート、コルベットなどが、やたらと継戦能力が低いのは何故ですか?
長期間制海権を保持するのにはかなり不便そうなイメージがあるのですが…

フリゲート 駆逐艦 海軍

回答

✨ ベストアンサー ✨

面白い質問ですが、答えてくれる人は少ないと思います。
①そもそも、中学生に軍の知識は乏しい。
②次に、戦後の学校は、軍事アレルギーがあるから、戦争反対とか戦争はダメとか情緒的な事しか教えない。
③授業で教えても、太平洋戦争とか核兵器とか、その筋では古典というか時代遅れな事しか言及しない。
だから、学校の先生はGIGAスクール構想であたふたするんですよね。
GIGAスクール構想は、軍事的な技術革新の素養があれば、理解できるし、事前に、教材研究をして準備しておく時間が、10年(日本の総合家電が総崩れした時)か20年(米ソ冷戦から、経済戦争にアメリカの軸足が変わりIT革命が始まった時)はあったからです。

コンピュータ(最初は正確な射撃ができるための弾道計算)も、
インターネット(司令部がたたかれても、部隊間の連絡を取って経戦できるための通信網)も、
携帯電話(ベトナム戦争のジャングルで、通信兵がランドセルのよな大きな通信機を背負い、部隊長が敵潜伏地域への航空支援を要請のために、綺麗な音声を届ける無線システム)も、軍事技術の延長です。

その延長の技術革新が、1990年代から、IT革命として、企業競争に投入された。
冷戦終了時のアメリカは、日本との貿易戦争を主眼に置いて、色々暗躍した。(日本が開発中のトロンOSに難癖をつけて止めて、Windowsを世界標準にしたりね。)
で、GAFAがその頃、起業して、世界を接戦する。(アップルはもう少し古い会社だが、アイフォンの前身となるiPodはこの辺りで出てくる。)
で、2010年頃には、日本の家電が総崩れ、今、IT革命の津波に学校現場に押し寄せている。
グーグルによる学校教育の支配も目前である。それに気付いてない学校(教育委員会)の先生が多いこと多いこと。

参考
デジタル・ファシズム: 日本の資産と主権が消える (NHK出版新書 655) 新書 (著)堤 未果
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%82%BA%E3%83%A0-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%B3%87%E7%94%A3%E3%81%A8%E4%B8%BB%E6%A8%A9%E3%81%8C%E6%B6%88%E3%81%88%E3%82%8B-NHK%E5%87%BA%E7%89%88%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%A0%A4-%E6%9C%AA%E6%9E%9C/dp/4140886552/ref=sr_1_1?adgrpid=125360302922&gclid=EAIaIQobChMIyKfhxILM9AIVxSFgCh2W5wASEAAYASAAEgK5d_D_BwE&hvadid=553962499625&hvdev=c&hvlocphy=1009587&hvnetw=g&hvqmt=e&hvrand=14141071583159772932&hvtargid=kwd-1321154378143&hydadcr=11011_13457310&jp-ad-ap=0&keywords=%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%82%BA%E3%83%A0&qid=1638685326&sr=8-1

★IT空間から、相手国の教育をおさえてしまえば、制海権をとる必要はあるのでしょうか?
(そもそも、相手国が刃向かってくることは無い(できない))
技術革新によるパラダイムシフトを考慮する必要があると思います。
歴史的な例では、幕末から明治維新の流れ(あれの遠因は、産業革命)

参考動画
EP 7 RESHEP | OBSOLETE
https://www.youtube.com/watch?v=kzt6mnz3_Hw
「技術こそが、イデオロギーである。」
youtube(=グーグル)のある意味宣言アニメ?

GIGAスクール構想で、数年もしたら、WindowsOSより、クロームOS(グーグル)のパソコンが若者(GIGAスクール構想の教育を受けた児童・生徒)に普及する可能性が高い。
GIGAスクール構想で学校の先生は、無給で、グーグルの宣伝を授業でしているようなもの。

【本題】
兵器は、技術革新やそれにともなう社会状況によって、変わります。
ただ、攻撃力や防御力が強力なだけでは、優劣はつけられます。

Q:そもそも、海猫さんは、どの次元で、兵器を語りますか?
軍事オタク(兵器)として?戦術的視点で?戦略的視点で?外交的(国際情勢、政治経済)視点で?さらにそこから導き出される人類の社会構造的な視点で?

大艦巨砲主義=戦艦大和なのですが、あっけなく沈みました。
空母機動艦隊がWWⅡのトレンドです。
大艦巨砲主義の時代は、当たらない大砲をお互いに撃ち合う殴り合いですから、装甲も相当あります。
でも、確実に一発でしとめることができる巡航ミサイルの時代には、どんな装甲も結局は貫通されるので、砲弾を被弾する前提の戦艦のような装甲より、当たらないために機動力や索敵能力が重視されます。

最大の理由は、費用対効果影響です。
これは、陸戦ですが、戦車対戦車が陸戦の基本です。
そこで、戦車の装甲の薄い上からの攻撃をする対戦車へり(攻撃ヘリ)が、注目された時代がありました。
でも、攻撃ヘリは高価です。(戦車も高価です。)

時代が進み、技術コモディティ化(日常品化)が進みます。
★それは、全ての技術におこります。
だから、軍事技術として、莫大な国家予算を投入して作った、コンピュータも、インターネットも、無線技術も今では、小中学生の良いおもちゃです。
ミサイルが発達したため、スティンガー対空ミサイルで、攻撃ヘリをたたけるのです。
当然、先に攻撃ヘリが地上の歩兵を掃討する可能性はありますが、費用対効果が違います。(戦場では兵士の命の値段も安いのです。先進国は、兵士の死は、世論が敏感で経戦に大きく影響します。しかし、全ての武装組織がそうではない。)
それは、対戦車兵器でも、同様に起こりました。
だから、海でも起こるのです。

そもそも、防衛のためになくてはならないから作るけど、そんなに熱心にお金をかけて作っても、簡単に壊されてしまう。
外交のカードや抑止力のためには必要だけど、絶対無敵の切り札にならない。
そして、他国も同じ状態だから、お互い軍拡が盛り上がらないので、その分野の兵器が過去の兵器と比べると劣って見える。
それでも、現在の仮想敵も同様だから、劣っているわけではない。

空母を守る戦闘機でも、昔のF-14トムキャットに、現在運用されているF-18スーパーホーネットは劣っている。ホーネットを改修工事して、スーパーホーネットの方が、元のホーネットより運用性とか経済性は向上しているのですけどね。

F-14は、ドッグファイト(格闘戦闘)をこなすために、流線的な綺麗なフォルムをしている。一昔前の戦闘機は、美しくないと優秀な戦闘機ではないと言われていた。それは、空気抵抗を考慮するので、結果、流線形で美しい姿になる。
でも、今は考え方が違う。
F-35は違う。あれは、ネットワークと最新技術で、ドッグファイトをすることなく戦う想定だから、容姿はずんぐりむっくりでも良い。
でも、360度レーダーというかセンサ(カメラ)監視ができる。昔の戦闘機は、機首前30度(正確な角度は?)くらいしかレーダーが使えないので、良いポジションに早く行く必要があった。
F-35 統合打撃戦闘機(JSF)分散開口システム(DAS)
https://www.youtube.com/watch?v=BMqVkeyGnD8

そもそも、既存の戦場は最前線でなく、IT空間が最初の先制攻撃場所で、その後の既存の戦闘を左右するの大切な戦場になってたりします。
さらに現在は、WWⅡのような国家間の対象戦ではなく、非対称戦(国家対武装組織や個人)の時代でもあります。
中国人民解放軍が20年前くらいにレポートを書いた「超限戦」とか、
ロシアが、民間軍事会社(ほとんど、ロシア軍と同義だか、彼ら否定していますけどね。)を活用した「ハイブリッド戦」とかね。

イスラエルが開発した「異次元」の戦闘システム、開発中の装甲戦闘車「カルメル」公開
https://grandfleet.info/military-trivia/another-dimension-battle-system-developed-by-israel/
こうなると、もう、ゲームと現実の戦闘の境界線(区別)すらあやふやな時代になってきました。
この軍事車両における変化も、IT革命の1つの結実だと考えています。

技術革新 大艦巨砲主義 ハイブリッド戦 超限戦 gigaスクール構想 技術のコモディティ化 it革命 産業革命
ひふみ

重要な部分で、誤字発見、修正します。
×GAFAがその頃、起業して、世界を接戦する。
○GAFAがその頃、起業して、世界を席巻する。

海猫

教えて下さりありがとうございます。
敵を内部から崩壊させていく、というのは面白い視点ですね。ペンは剣よりも強し、と言うことわざがありますが、1発の砲弾よりも1台のスマホの方が戦争に与える影響が大きい時代になりつつあるんですね。今や民間企業が戦争している時代なんですね。内部からの緩やかな崩壊というのは恐ろしい。

自分は、1つ1つの兵器の能力などよりも、戦略単位(兵站とか、1つの会戦、あるいは艦隊決戦が戦線や戦争全体に与える影響など)での戦争、あるいは戦争が社会に及ぼす影響について考えるのが好きな人間です。
ですから自分みたいな人間には、「戦艦レベルの船1隻や2隻なんて大した損害じゃないだろう。実際日本海軍は陸奥が無くなっても充分戦えたじゃないか。」
なんて思ってしまうわけですね。
しかし、考えて見れば、兵器の値段が高くなり、小型な兵器に強力な武装を載せれるようになった今日では、リスクを小分けにし、細分化した方が賢い選択なのかもしれませんね。
これまで、あまりコストパフォーマンスについては考えれていなかったので、これからは経済性についても考えてみようと思います。

ひふみ

戦略眼もおありのようで、何よりです。
そこで、戦略的視点を2つ蛇足ですが書きますね。

①情報や資金による支配。
三流の軍隊は、自軍を使って(消耗して)勝とうとする。(旧日本軍)
二流の軍隊は、相手を仲違いさせる。(ドイツが独ソ戦の前に、ソ連に情報操作をして粛正をさせたように、敵の戦力で敵の戦力をたたく)
一流の軍隊は、そもそも敵に戦意を抱かせない。敵国の2つの勢力が争った時、こちらに近い勢力から応援要請をさせる。そうすれば、侵略で無く、堂々と敵国に介入できる。内戦があれば、両方に資金を貸し付け、戦争を激化させ疲弊させ、貸し付けた戦費の利息でさらに一儲けし、実効支配していく。(欧米の植民地獲得の時の基本戦略。)

②国ですら、真の支配者ではない。
WWⅠやWWⅡやその前後の時代をいろいろ調べていると、
そもそも、帝国主義の時代から、軍隊や国家ですら方便でしか無いかもしれない。資本主義において、商売で儲けることが一番でる。そのための資源や市場の確保に、国家や軍隊が使われてきた(利用されてきた)ように感じます。

実際、GIGAスクール構想で、学校(公教育)もGAFA(特にグーグル)の傘下になる危険性が出てきましたが、それは、国家も同じです。国のデジタル化=システムを提供するであおうGAFAのような企業に取り込まれていのではないだどうか。
ここに来て、資本主義の世界では、世界の中心は民主主義ではなく、資本主義であるという本当の姿が形を見せてきたようにも感じる。
普通の教師は、民主主義こそが世界の中心(目指すべきもの)と思っている人が多い。薄々違う事を知っていても、学校ではきれい事しか言わない。
資本主義では、覇権をとった企業(出資者)が一番の支配者である。国は、法の拘束力で企業を支配しているように見えますが、国内の企業は取り締まれても、グローバル企業を取り締まる事は難しい。そもそも、彼らから、税金をもまともにとりきれていないのだから。
アメリカの大統領選も、多額の資金が動き、SNSでネガティブキャンペーンがおこなわれます。(この空間は、IT企業やロシアも介入してくる。)
大統領も資本家の使用人でしかないようにも思えます。

ただ、生産量>消費量になった時に、2度の世界大戦が起こっている。
民主主義とか共産主義とかの政治的なイデオロギーなんて後付で、本質的には、資本主義が優先される。事実、WWⅡも地政学的にドイツを挟み撃ちできる米英ソが手を組み、現在は、中国もアメリカも経済活動でつながっている。
そうなると、世界経済の動向をつぶさに見ていると、戦争が近いかどうかある程度見えてくるのではないかと感じています。

来たるべきWWⅢが世界大戦の形態をとるかどうかもわかりませんが、コロナ前の2019年秋頃には、世界経済の変調の兆候がでていたという人もいますからね。
★だから、世界経済や国際情勢(軍事)の戦略眼を持った人が、一人でも多くいることにこしたことはないと思っています。

それにしても、これからの世界はどうなるのでしょうかね。

海猫

世界の覇権を、一部の民間企業が握っている、というのは確かに憂慮するべき事態ですが、資本主義という、国家が国民の生活を民間企業に託した時点で、ある程度は覚悟すべき事態でもあったのではないでしょうか。
その昔、「エースコンバット3」という、「近い未来、国家という枠組みがなくなり、世界を2つの大企業が支配している」という世界観のゲームがありましたが、それと似たような世界になりつつあるのかもしれませんね。
WWⅢが、フォークランド紛争レベルのちまちました争いがあちこちで長期間行われるものなのか、あるいは核兵器により一瞬で両国が壊滅する痛み分けに終わるのかは分かりませんが、恐らくWWⅠ、WWⅡのような、相手が出血死するまで互いに血反吐を吐きながら殴り合うような戦いはもう見られないのではないでしょうか。
まぁどっちにしろ、少しでも起こらない事を祈るばかりですが。あるいは経済戦争で済んで貰いたいものです。

ひふみ

同感です。大難も小難で済めばありがたいですね。

エースコンバットの世界観ってそんなのだったのですね。
やっぱ、いつの時代も、近未来を想像する先人がいるのですね。

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