✨ ベストアンサー ✨
ホルモンにはそれぞれ「分泌される部位」というものがあるのはご存じかと思われます。(グルカゴン→膵臓のランゲルハンス島A細胞、など...)
この問いの答えに記述されているのは、視床下部から脳下垂体、そしてそこから各分泌器官への経路です。
この解答を噛み砕いて言うなら、
「視床下部にはホルモンを合成する、神経分泌細胞が存在し、そこで合成されたホルモンは、脳下垂体前葉につながる毛細血管へと分泌される。その毛細血管から脳下垂体前葉に放出されたホルモン(視床下部が分泌したホルモン)は、脳下垂体前葉でのホルモン分泌の調節を行う。
一方、視床下部には直接(毛細血管を介さず)脳下垂体後葉でホルモンを分泌する神経分泌細胞を持っている。」
ということです。視床下部で分泌される調節ホルモンの流れを図的に説明すると
①〈脳下垂体前葉〉
(視床下部)神経分泌細胞(調節ホルモン分泌)
↓
毛細血管(調節ホルモンが流れる)
↓
脳下垂体前葉(ホルモン分泌量を調節)
②〈脳下垂体後葉〉
(視床下部)神経分泌細胞(調節ホルモン分泌)
↓
(神経分泌細胞の軸索)
↓
脳下垂体後葉(ホルモン分泌量を調節)
というふうになります。コレがこの解答に書いてある事象です。
また、バソプレシンは脳下垂体後葉から分泌される、ホルモンですので②の場合のホルモンです。
バソプレシンは細胞体が視床下部に存在し、軸索末端が脳下垂体後葉に存在します。なので、分泌部位は脳下垂体後葉となるのです。
要するに、この問題で問われているのは「神経分泌細胞の細胞体が視床下部に存在し、その軸索末端から分泌されるホルモン」ですので⑤が正答となります。
わからないことがあれば追ってご質問ください。
詳しく教えていただきありがとうございます。
とてもわかりやすかったです。