- タイ
2522
中国系(3238
20.6 万人。
進出日本企業数
1000社
500社
737
100社
ベトナム
1166
*2マレーシアの民施
構成(2018年)(マし、
シア統計局資料)
「襲や肌の色が
さまざまで、
日本の街角とは
違う感じだね!
●1991年 ○2018年
ラオス
1000km
フィリピン
カシポジア
100)
574
965
150
503
マレーシア
46インドネシアに進出した日本の自動車メーカーの組み立て工場(イ
ンドネシア,ジャカルタ追郊、2018年撮影)
シンガポール
とうなん しょこくれんごう ア セアン。
解説東南アジア諸国連合(ASEAN)
戦争や粉争などの問題を抱えていた東南アジ
ア地域の安定を目指して、1967年に結成され
ました。2020年現在,10 か国が加盟してい
1397
ロクアラルンプールの街角(マレーシア)
インドネシア
日東南アジアに進出
した日本企業の数の
変化(海外進出企業総
覧 2020, ほか)
676
学習
東南アジアの国々は、外国との関わりのなかで,どのように工撃ん
けいざいはってん
経済発展を目指す
東南アジア
い
課題
を進め,経済を発展させてきたのだろうか。
口ASEAN加盟国
5
ます。
東南アジアには6億人余りが暮らしています。
共に暮らす
多様な民族
東南アジアにおける工業の発展は,まずシンガ
その民族は多様で,世界で4番目に人口が多い。
(2018年)
工業化の波と
ASEAN
国図プランテーション
主に熱帯にみられる大規模な農園のことで
す。輸出向けの作物を、多くの労働者を屋って
大量に栽培しています。歴史的には、植民地
ンドネシアをはじめ,マレーシアやシンガポールも,一つの国の
にさまざまな民族が暮らしています。これらの国々では,マレー
の人々のように,長くその地域で暮らしてきた民族のほかに、 中国
やインドから移り住んできた人も多くいます。 特に華人とよばれる
ポールで始まりました。それに続きマレーシアと
タイで,それぞれ電気機械工業,自動車工業を中心に工業が発展し
これらの国々は,製品を輸出することを目的とした工業団
s 地を造り,日本をはじめとした外国企業を招くことで工業化を進め
ました
こうょうだん
(-p86)支配を行ったヨーロッパ諸国やアメリ
*うに
カ合衆国の企業などが運営してきました。
い。
かじん
|ちんぎん
ました。近年では,より低い賃金で労働者を雇えるインドネシアや
ベトナムなどに進出する外国企業が増えています。
→p.16
中国系の人々は,流通業をはじめ, 東南アジアの経済のさまざまた
分野で活躍しており, シンガポールの経済発展を支えました。
すい
東南アジアでは,季節風による豊富な降水
かめい9.
東南アジアのほとんどの国が加盟している東南アジア諸国連合
しょこくれんごう
47高層ビル群とスラム(フィリピン,マニラ)
線路沿いに粗末な建物が密集しています。
とうなん
→p.49
ほうふ
アセアン
ゆにゅう
稲作の伝統と
輸出用の作物生産
(ASEAN)では、輸入品にかける税金をお互いに無くすなど、加盟
いさん
→p.51
を利用して作られる米が主食となってきまし
→巻末2
ぼうえき
10 国間の貿易や人の交流をさらに活発にしようとしています。また,
日本や中国,韓国などとの関係を深め,インドやオーストラリアと
かんこく
た。インドシナ半島の平野やジャワ島が,その主要な産地となって
います。1年を通して気温が高いことから,かんがいが整った地
p52
いっそう
の貿易も盛んにして,一層の経済発展を目指しています。
*日プランテーションでの油やしの収穫(マレー
シア)
→p.52
いね、さいばい
にきさく
域では,年に2回同じ土地で稲を栽培する二期作も行われます。 ま
東南アジアの国々では, 工業化によって都市部の産
都市化と
その課題
ゆた
た,タイとベトナムは米の輸出を盛んに行っています。
業は発展しましたが, 農村部の生活はなかなか豊かに
しゅうにゅう
天然ゴムのような輸出を目的とした作物も,東南アジアのプラン
15 なりませんでした。そのため,収入のよい仕事を求めて, 農村から
4回パンコクの交通渋滞(タイ, 2017年撮影)
→種末3
テーションで栽培されてきました。植物油などの原料になる油やし
都市へと,多くの人が移住しました。 彼らの中には都市で安定した
図回で、2018年までの 27年間
確認
かくだい。
そまつ
みっしゅう
は,マレーシアとインドネシアで栽培地が拡大しています。 フィリ
仕事に就くことができないために, 粗末な建物が密集し,上下水道
で日本企業の進出が急速に増えた
せい
しよう
などが整備されていないスラムに住むことになった人もたくさんい
ピンではバナナの生産が盛んで, ベトナムではコーヒーの生産が伸
びています。また, インドネシアなどの海岸部では, マングローブ
を切り開いて造った養殖池での輸出用のえびの生産が盛んです。
国を確認しよう。
→巻末3
7.+p.115
→巻末3
じゅうたい
ます。また,人口が集中して過密となった大都市では,交通渋滞や
44養殖池の水を抜いてえびを収獲する人々
(インドネシア, スマトラ島, 2018年撮影)
おせん
20 車の排ガスによる大気汚染などの問題が生じています。
「説明
しよう
東南アジアで工業化が進んだ理由
について、説明しよう。
ようしょくいけ
58
小学校●歴史●公民との関連日本町(歴),太平洋戦争(歴), ベトナム戦争(歴)
59
世界の諸地域 アジア州