国語
中学生
解決済み
この文章に限らないんですけど、古文ってどうすれば内容を理解できるんですか?ほんとに意味わからないんで説明しながら教えてくださいお願いします🙇♀️🙏
ある時、鹿、河のほとりに出てて水を飲みける時、なんぢが角の影、
水に映つて見えければ、この角のありさまを見て、「さてもわがいた
だきける角は、よろづのけだものの中にまた並ぶものあるべからず。」
かうまん」
と、かつは高慢の思ひをなせり。またわが四つ足の影、水底に映つて、
いとたよりなく細くして、しかも蹄二つに割れたり。また鹿心に。思
ふやう、「角はめてたう侍れど、わが四つ足はうとましげなり。」と思
ころ
ひぬるところに、頃より人の声ほのかに聞こえ、そのほか犬の声もし
けり。。これによりてかの鹿、山中に逃げ人り、あまりに慌て騒ぐほど
に、ある木の股におのれが角を引きかけて、下はぶらりと下がりにけ
また」
かん抜かんとすれどもよしなし。鹿、心に思ふやう、よしなき
ほこ
ただ今のわが心や、いみじく誇りける角も仇になつて、うとんずる四
あだ
あし
つの肢こそわが助けなるものをと、ひとりごとして思ひ絶えぬ。その
ごとく、人もまたこれに変はらず。「いつきかしづきけるものは仇と
こうかい
なつて、うとんじ退けぬるものは我助けとなるものを。」と後悔する
しりぞ
て、これありける物なり。
(「伊曾保物語」)
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