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ポイントをまとめると、こんな感じですね。
・分子量が大きいほど、電気泳動での移動度は小さくなるので、分子量の大きさはX>Y
・標識DNA断片だけを加えたものは、何も起こらない。よって、レーン1よりバンドYは標識DNA断片だとわかる。
・標識DNA断片に核抽出液を加えると、バンドXが出現。レーン2よりバンドXは標識DNA断片に調節タンパク質が結合したものだと考えられる。
・非標識DNA断片は標識DNA断片より多量に加えている。レーン3では、標識DNA断片と核抽出液を加えているにも関わらず、バンドXが出現していない。これは、非標識DNA断片Aに調節タンパク質のほとんどが結合してしまい、標識DNA断片に結合する調節タンパク質が残っていなかったためと考えられる。
・レーン4では、バンドXが出現していることから、非標識DNA断片Bに調節タンパク質は結合しなかったと考えられる。
3はリード文に細胞質に加えないと重合が起こらないとあるので細胞質と書いてある③を選びました。
4はコメットが形成されないやつが答えだと思い、②と④まで絞りました。ですが、④はタンパク質Nを加えてコメットが形成されないと書いてあるので違うと思いました。
問3
細胞質そのものが必要ということではなく、細胞質に含まれているタンパク質Nが必要なのではないかという考え方です。
④はタンパク質VのDNAを用いて実験してます。ということは、タンパク質Vが合成される前について調べていることになります。今回、タンパク質Nは、タンパク質VやGアクチンと相互作用することで、重合を引き起こすと考えているので、DNAとの相互作用を調べるのは不適切だと判断できます。
問4
タンパク質分解酵素と抗体の違いは特異性ですね。タンパク質分解酵素はタンパク質Nだけではなく、他のタンパク質も分解すると考えられるので、特定することはできません。
抗体は抗原特異的に結合します。タンパク質Nの抗体と書いてあるので、タンパク質Nだけを除去できる実験系なので、④が適切と判断できます。
丁寧な解説ありがとうございます🙇♀️