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アメリカの農業は「適地適作」といって、自然条件、社会条件に適した農業が行われています。
降水量の比較的多い地域では、
南部で綿花が栽培されます。綿花は夏の気温が高くなる地域での栽培に適しています。たとえば、イギリスでは栽培できず、綿製品の原料をインドや植民地時代のアメリカ合衆国南部などから輸入していました。南部に黒人が多いのも、かつて黒人奴隷が綿花畑の労働者となっていたことが影響しています。
トウモロコシ・大豆の地域がその北にあり、コーンベルトと呼ばれます。
さらに北の五大湖周辺では酪農が盛んです。冷涼な気候であることとかつて大陸氷河に削られて土壌がやせていることから、牧草が栽培され、大
都市にも近いので、新鮮さが求められる牛乳の出荷に有利でした。
小麦は、西アジア原産で、乾燥に比較的強い作物です。アメリカ合衆国は、ロッキー山脈の東側にあるグレートプレーンズに年降水量500㎜の線があり、このあたりが小麦の栽培が盛んです。
さらに西になると、降水量がもっと少なくなり、農作物の栽培が難しくなります。それで、広大な土地を活かした放牧が行われます。
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どの条件で、どのような農業が行われるかを知っていると、中国やインド、ヨーロッパ、そして日本の農業のも応用できます。場所の丸暗記よりも役に立ちます。頑張ってください。