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問2は、遺伝の前の段階になります。
図1に書かれていることに、少し説明を加えてみます。
ES細胞というのは、体のどの部分の細胞にも分化する可能性を秘めた細胞で、培養器の中で長期間培養することができます。
そして、図に書かれていますように、胚盤胞と呼ばれる初期の胚(胎児というには早いので「胚」と呼びます)にES細胞を移植し、その胚をマウスの子宮に戻して成長させると、子マウスが生まれます。ES細胞は、子マウスの細胞に混じって体の一部になります。
ですので、たとえば黒毛マウスのES細胞を白毛マウスの胚盤胞に移植すると、白毛と黒毛がまだらになった子ネズミが生まれます。このように異なった遺伝情報を持つ細胞が混じっている個体のことをキメラと呼びます。これは毛に限ったことではなく、生殖細胞を含んだ全身で起きます。
さて、ES細胞は培養することができますので、遺伝子を人工的に編集することも比較的簡単にできます。問題文では、ある遺伝子をノックアウトしています。ノックアウトというのは人工的に遺伝子を破壊することで、[AA]を[Aa]にすることになります。
[Aa]のES細胞を[AA]の胚盤胞に移植して生まれる子ネズミは、黒毛と白毛のキメラと同様に[Aa]と[AA]のキメラになります。
問題文では、こうしてできたキメラマウスの生殖巣の中で、正常マウス由来の始原生殖細胞[AA]:ES細胞由来の始原生殖細胞[Aa]=2:1だったと言っていますので、そこから減数分裂をしてできる成熟精子(あるいは卵子)の割合はA:a=5:1になります。(2A+2A+1A+1a=5A+1a)
ですので、このキメラマウスを正常なマウス[AA]と交配して[Aa]の子ネズミが生まれる可能性は1/6x100=17% になると思います。
問3
こちらは遺伝の問題になります。
[Aa]x[Aa]の交配から[aa]が生まれる割合を求めて、8匹のうち何匹が[aa]の可能性があるか計算出来ると思います。
AA:Aa:aa= 1:2:1から、2匹が答えでしょうか。
もし模範解答と違っていたら教えて下さい、、、
あってました!ありがとうございました😊
本当に助かりました!