国語
中学生

税についての作文は、どのようなことを書けば良いですか?

回答

昨年の大臣賞です
(以下コピペ)

「おばあちゃん、急変してこれから緊急手術をする事になったから。」
北海道の祖母が脳梗塞で倒れた。一命はとりとめたが、長い長い入院生活が始まっ た。県外への移動自粛が続く中、母は北海道の祖父と度々電話で連絡を取り合ってい た。
「領収書は全て、ひとまとめに保管してね。医療費控除の還付金申請をすると思う から。」
コウジョ?カンプ?聞きなれない言葉だったので、どういう意味なのか母に尋ねて みた。
「一年間の医療費の支払い金額が高額になってしまった時、控除の申請手続きをす ると、お金を還付してもらえるんだよ。」
確か医療費は、健康保険や税金で補助されているので、個人の負担は少しで済むよ うになっていると、小学校の税の教室で学んだ。そうやって負担を減らしていても、 大きな病気やケガで金額が高額になったら、確かに大変だ。そんな時のために、きめ 細かい救済の制度があるとは知らなかった。
他にも控除されたり還付されたりする場合があるのか調べてみると、雑損控除や寄 付控除など、初めて見る言葉が色々出てきた。
寄付というのは、誰かの善意で送られる任意のお金なのに、それについても控除さ れる。少し不思議な気がしたが、よく考えると、そうすることによって、世の中の慈 善活動をしやすくしているのかもしれないと思った。税金が、社会の善意を支えてい るのだ。
税金を使って国際協力をする政府開発援助、これも国としての善意といえる。日本 の税金が国際社会で役立ち、巡りめぐって私達を含む世界中の多くの人達の生活を支 えている。
そう考えると、税金というのは、地球を大きく回り続ける水のようだ。
水は、雨となり川となり、氷や水蒸気のように姿を変えながら、地球上のあらゆる 生物を巡り、命に息吹を与え続けている。地球の全ての存在が、同じ水を共有しなが ら、何億年も、その営みを繋いでいる。
税金も、単なるお金としてだけでなく、誰かを支えたり、守ったり、時には命を救 ったりしながら、世界を巡るようにはたらき、私達の生活を支えている。
水は自然界に恵んでもらった限りある資源。
税金も、互いに助け合い、未来へ繋ごうとする人々の心がうみだした、限りある大 切な社会資源だと思う。
今回の祖母のように、思いがけず起きた人生のアクシデントにも、柔軟に対応して くれる制度があると、本当に困った時、どれほど心強いだろう。社会に支えられてい るという安心が、誰かの生きる力になるかもしれない。
限りある、大きな善意と支え合いの資源を大切に使わせてもらいながら、私達は成 長している。
そして、大人になった時には次の世代、また次の世代へこの大切な社会資源を引き継いで行かなければないと思う。

このように中学生らしい素直な税に対する知識·疑問や自分の体験談を交え歴代大臣賞などを参考にして書けば良いと思います。因みに国税庁が読んでいるので賞を狙うなら税に反対的な意見は書かない方が〇

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