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中学生

この問題教えてください。
問2は人工知能に対する立場と取り上げている事例についてを観点にして必ず教えてください。また、その他の観点も教えてくださるとありがたいです。
明日までの課題なのでご協力お願いします。

125 自らの考えを●人工知能との未来 124 人間と人工知能との関わりについて述べた二つの文章を読み、自分の考えをまとめよう。 筆者 羽生善治 一九七〇(昭和四五) 出身。将棋棋士。 埼玉県 よしはる 人工知能との未来 我生 許海 著書 「大局観」、共著「人工知能の核心」など。 出典 本書のための書きおろし。 人類はその長い歴史の中て、「高い知性をもっているの は人間だけ」という環境を前提として生きてきました。し かし、今や「人工知能は人間を超える知性だ。」とか、逆 ば大きいほど有利で、マイナスに大きければ大きいほど不 利となります。この評価値は極めて有効に働くため、現在 はプロ棋士が参考にするようになっています。しかし、膨 に「人間にはてきるが人工知能にはてきない。」などの、 さまざまな言説が飛び交う時代てす。人工知能が社会に浸 s 大な情報をどのように処理してその結論に至ったのか、人」 間にはわからないのが現状です。社会が人工知能を受容し 。 透し始めた今、それに人間がどう向き合うかが課題となり ていく中で、意思決定の過程がプラックボックスになるこ ます。 とには、多くの人が不安を覚えると思います。 興味深いのは、現在、人工知能を搭載した将棋ソフトと もう一つ、将棋ソフトを使う棋士の間でいわれるのは、 人工知能には「恐怖心がない」ということです。人工知能 はただただ過去のデータを基に次の一手を選ぶため、人間 " てあれば危険を察知して不安や違和感を覚えるような手で も、平然と指してきます。私たち棋士は、そこに恐怖を感 人間の棋士との間て起きている事象が、今後の社会の在り 方を先取りしているように思えることです。そこて私は、 棋士が直面している違和感から話を始めたいと思います。 一つは、人工知能の思考は過程がブラックボックスに なっていることてす。将棋ソフトは、過去の膨大なデータ を基に、目の前の局面が有利か不利かの形勢を判断する、 じるのです。これを、例えば人工知能口ボットに置き換え てみると、どうてしょう。安心感や安定感など、人間が無 評価値とよばれる数値を出します。数がプラスに大きけれ ゅ 意識に求める価値や倫理を共有していない相手と、安心し ゅ て社会生活を営めるものてしょうか。私には正直、確信が とって大きな力となるはずてす。将棋ソフトは人間が考え もてません。 もしない手を指すと述べましたが、それは、自分の視座が 膨大なデータと強大な計算力で最適解を導き出す人工知 能。それに対し人間は、経験からつちかった「美意識」を 変わるような見方を教えてくれるということでもあります。 「自分はこう思うが、人工知能はどう判断するのか。」と、 あくまでセカンドオピニオンとして人工知能を使っていく s 働かせて物事を判断しているといえます。人工知能が社会 s のあらゆる場面て意思決定に関与するようになれば、人間 の「美意識」にはとても受け入れがたい判断をすることも あるでしょう。また、将棋ソフトの評価値が実はそうてあ 道もあるてしょう。また、人工知能が出した結論を基に、 それが導き出された過程を分析し、自分の思考の幅を広げ ていく道もあるはずてす。人工知能に全ての判断を委ねる るように、人工知能の判断が常に絶対的に正しいわけても ありません。つまり、私たち人間は、どこまで評価値の判 のてはなく、人工知能から新たな思考やものの見方をつむ いていこうとする発想のほうが、より建設的だと思います。 実際、将棋界では既に、人工知能が提示したアイデアを 参考に新しい手が生み出されたり、そこから将棋の技術が 進歩したりするケースが多く起こっています。人工知能に 断を参考にするかまで含めて、選択肢を考えていくことが 必要になります。そして、このような判断力は、普段から 自分で考えることてしか、養われないのてす。 人工知能が浸透する社会てあっても、むしろそのような一 社会だからこそ、私たちは今後も自分て思考し、判断して s よって人間の「美意識」そのものが変わっている顕著な事 例だといえるてしょう。人工知能が学習するいっぽうて、 " いく必要があるといえます。人工知能への違和感や不安を一 拭い去るのは難しいことてすが、このような社会の到来が 避けられない以上、人工知能をいわば「仮想敵」のように 人間の側も人工知能から学ぶ。人間と人工知能が共に生き る時代の、新しい関係がそこにあるように思います。 位置づけてリスクを危恨するより、今後どのように対応す るかを考えていくほうが現実的てはないてしょうか。 さらにいえば、人工知能は、うまく活用すれば人間に e将棋ソフト= コンピュータを使って将棋の対戦や分析などがてきるプ ログラムのこと。将棋AIともいう。 のプラックボックス=内部で行われている処理などが明らかてないこと。 @セカンドオピニオン=よりよい決定をするために求める、第二の意見。
127 自らの考えを●人間と人工知能と創造性 126 人間と人工知能と創造性 筆者 松原 仁 一九五九(昭和三四) 東京都出 身。人工知能研究者。 当Hs し 著書 「AIに心は宿るのか」なと。 松原 仁 出典 本書のための書きおろし。 人工知能の研究者は、コンピュータやロボットなどの人」 工物に知能をもたせることを目ざして研究している。人間 はなく、誰もがもっている。みんなが絵を描いたり文章を一 書いたりてきるのは、創造性の賜物なのてある。 ゴコJマニ の知っている範囲て最も高度な知能をもっているのは人間 自身なのて、人工知能は人間のような知能を目ざすことに なる。人間は「いろいろなこと」がてきる。例えば、言葉 s 星新一さんという作家を知っているだろうか。ショート ショートとよばれる、短くて落ちがある小説をたくさん書 いた人だ。私は近年、他の研究者といっしょに、この星新 を話したり理解したりてきる(人工知能ては「自然言語処 1さんのような小説をコンピュータに書かせる試みをして 理」という領域になる)。目で見たものが何かを理解てき る(「画像認識」という)。耳て聞いたことを理解てきる (「音声認識」という)。人間の知能というのは、これらい いる。文学賞に入賞するような作品を作らせるのが夢なの だが、まだようやく一次審査を通過したという段階である。 先は長い。 ろいろな能力を合わせたものなのである。人工知能研究は、" コンピュータに小説を書かせる研究を進めてきて、わ " こうしたさまざまな能力を、コンピュータにもたせようと かってきたことがある。 している。 創造性は新しいことを思いつく能力だと書いたが、今ま 私は、人間とは何か、人間の知能とは何かを知りたいと てにないことを思いつくだけてあれば、むしろコンピュー 考え、特に人工知能と創造性の関係について研究を重ねて タのほうが人間よりも得意てある。我々の研究によれば、 きた。創造性とは、新しいことを思いつく能力だ。創造性 s コンピュータは一時間に十万作の小説を書くことが可能だ。" は、画家や作家など特定の人たちだけがもっている能力で どれも似たり寄ったりの内容だ(しかも、まだあまりおも しろくない)が、表面上は異なる作品てある。人間の作家」 る。何をよいとするか、おもしろいとはどういうことか。 は、いくら速くてもこんなペースて作品を作ることはてき コンピュータにはこの評価が難しいのてある。 ここに、人間と人工知能の関係の中で人間が果たすべき 役割を考えるヒントがあると思う。人間とコンピュータは 得意なことが異なる。したがって、それぞれが得意なこと また人間の思いつきは、自由に発想しようとしてもどう しても偏りが出る。もっている知識やそれまでの経験に影。 響を受けてしまうのだ。その点、コンピュータは偏りのな を分担し、共同して物事に当たるのがよい。例えば、創造 的な活動においても、コンピュータがアイデアをたくさん いものをたくさん生み出すことが得意てある。例えば数字 をばらばらに書いていくという作業をさせると、人間は偏 出し、人間がそれらを評価して具体的な完成品にしていく りが生じて同じパターンに陥ってしまうが、コンピュータ のが、(限られた時間内に一定水準以上のものを作るとい は各数字が等しい出現頻度になるように書き続けることが " てきる。 う意味ては)生産性が高くなるはずてある。また、人間と " 人工知能が協力して創作することで、新しい価値を生み出一 いっぽうて、コンピュータにとって難しいのは、たくさ」 すこともできるかもしれない。 んの作品の中から優れたものを選ぶことてある。人間の創 造性について考えてみよう。多くの場合、新しく思いつく一 人工知能はこれからも進歩していく。しかし、コン ピュータが苦手とし、人間のほうが得意とすることは依然 ことのほとんどは使いものにならない。新しいつもりても ゅ として残り続ける。コンピュータはよりたくさんの候補を ゅ 誰かが既にやっていたことであったり、全く意味のないこ 作れるようになっていくだろう。だから人間も、これまて とであったりする。人間はそれらの中から見込みがありそ」 以上に評価の能力を伸ばさないといけない。評価を適切に こなすためには、さまざまな経験を積んてバランスの取れ うなものだけを、おそらくは無意識のうちに選んているの てある。たくさんの候補の中から見込みのありそうなもの た知識をもち、何がよくて何が悪いかの判断力を養うこと だけを選び出す作業のことを「評価」とよぶことにする。 & が大切だ。それが、これからの時代に必要な力てある。 人間のすばらしい創造性は、この評価の部分に基づいてい
デジタル教科書の「人工知能との未来」(羽生義治) 「人間と人工知能と創造性」(松原仁)を読んで、ニつの文章を比較してみよう。 それぞれの文章で筆者が言いたかったことをまとめよう。 「人工知能との未来」(羽生義治) 「人間と人工知能と創造性」(松原仁) 問ニ ニつの文章の、観点を決めてニつの文章を比較し、共通点や相違点をまとめよう。 さん 松 原さ ん 母川 胸出[

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