向心成分は束縛条件で強制的に釣り合うからです。
接線成分が釣り合うとき、2つを合わせると力の釣り合いになります。
束縛条件で強制的に釣り合う他の例は、斜面を滑る物体の斜面に垂直な力の成分が強制的に釣り合うなどです。斜面にめり込まないことから導かれます。
斜面を滑る物体の運動方程式を考えるときに、x方向とy方向に分解して考えることは普通はせずに、斜面に垂直な方向と斜面に平行な成分に分解して運動方程式を立てます。このとき、斜面に垂直な方向は釣り合う(ように垂直抗力が働く)。
同様に、円運動の場合はx方向とy方向に分解せずに、向心方向と接線方向に分解します。このとき向心方向は釣り合う(ように垂直抗力などが働く)。
力を分解するときに、x,y方向に分解してもいいし、向心方向と接線方向に分解してもいい(ベクトルの分解)が、円運動のときは後者の方が使いやすい。
今回の問題でも後者でやっている。
"物体の鉛直方向の運動はないことにしてよい"は考え方が間違えていると思う。
あ、もしかしてこれはPA中心に針金を回転させた上で針金上で物体が円運動するってことですか??
そうですね。
針金と共に動く回転座標で考えれば、針金は静止していて、そのかわりに遠心力(とコリオリ力)が物体にかかります。針金から力をうけてコリオリ力は相殺されるので考えなくても構いません。
必要でもないのにコリコリ力等一般的な高校生は知らないような知識を使って説明してくるのが不親切に感じたのでベストアンサーは控えさせてもらいますね
コリオリ力
この問題を考える上では物体の鉛直方向の運動はないことにしてよいという理解で大丈夫ですか?