所有格と関係代名詞の併用は出来ませんが、関係代名詞の所有格はありますね。いわゆるwhoseなどを使うやつです。
一般的に所有格というのは、前に来る名詞が持つ役割が、後に来る名詞の「持ち主」であると言う事です。例えば、The man whose house is bigという文があったとしましょう。↓
The man(その男性)とあるが、どんな男性?
→whose house is big(大きい家の持ち主である)
つまり言うと、
The man whose house is big
(その男性は大きい家の持ち主である → 大きな家を所有する男性)ということです。
また、“whose” を使った句(名詞の固まり。今まで上げたものは全て句です)は、“who”で置き換えることが可能です。
The man whose house is big
→The man who has a big house
また、“who” という文字面からすると不思議ですが、“whose” は人以外のものも説明することが出来ます。
例としてThe house whose kitchen is smallという文を紹介します。
The house(その家)はどんな家なのか、
→whose kitchen is small(狭いキッチンの持ち主である)
つまり言うと、
→The house whose kitchen is small
(狭いキッチンの持ち主である家 → キッチンの狭い家)このように、人の所有物や、ものの備える設備などを説明するのが “whose” の仕事です。ところで、「whoseを使った句はwhoに置き換えられる場合がある」と書くと、なら “who” だけでいいじゃないかと思うと思います。確かにその通りなんですが、whose” を使いたい場面も出てきます。
例としてThe man whose name is known to all the world.という文を見ていきましょう。
(世界中に名を知られている男性)
「男性」は「名前」の所有者ですので、「所有格」の “whose” を使います。この文を “who” を使って表現すると、
→The man who has his name is known to all the world.
(彼の名前を持つ男性は、世界に知られている)
となり、意味が変わってしまいます。
このように、所有を表わす “have” のような動詞で訳しにくいものは、“whose” の使いどころと言えるでしょう。
感覚としては、前に来るものの「所有しているもの・性質」を強調したい時に使います。自ら使う頻度はそう高くはないですが、見たり聞いたりする機会は多いので、この機会に是非覚えておきましょう!
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併用できないのですね
whose は知っていましたが、
whoseを書き換えたら意味が変わる場合があることはためになりました
ありがとうございます。