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この図は血液の浸透圧調節(血圧調節)に作用する間脳視床下部からの刺激ホルモン放出ホルモンやホルモンの相互関連を書いています。
これらの間脳視床下部からの刺激ホルモン放出ホルモンやホルモンは浸透圧を視床下部センサーで感知します。

拮抗的フィードバックとはたとえば浸透圧が高いと浸透圧が低くなるようにホルモンで調節され、低いとホルモンで高くなるように調節されます。このように体内の生理状態によってそれに拮抗するように反応する系を拮抗的フィードバックといいます。

なぜ左の図は神経分泌細胞から直接ホルモンが出ているのか;この図をみると視床下部からの矢印がなく神経分泌細胞、脳下垂体後葉が点線で繋がっています。これはバソプレシンは脳下垂体後葉で生成されるわけではなく視床下部の神経分泌細胞で生成され、脳下垂体後葉はこのホルモンの貯蔵場所になっているにすぎないからです。脳下垂体後葉には刺激ホルモン放出ホルモンの分泌はありません。

右図の脳下垂体前葉の前に神経分泌細胞がないのは何故か;視床下部からの刺激ホルモン放出ホルモン(ここでは副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)が書かれており、これが脳下垂体前葉に分泌されここで副腎皮質刺激ホルモンがつくられ、血液中に分泌されます。視床下部からの刺激ホルモン放出ホルモンは脳下垂体に神経細胞から分泌されますが、脳下垂体後葉の場合と違い脳下垂体前葉の種々の刺激ホルモンwお生成する場所に到達しなければならないので分泌するのは神経細胞ですが、後葉への神経分泌細胞とは区別する意味で記載していないのだと思います。

脳下垂体前葉と後葉の違い;上に書いたとおりですが、前葉ではホルモンを生成していますが、後葉は視床下部で生成したホルモンをちょぞうしているだけです。

ぶんた

ご丁寧にありがとうございます!
とてもわかりやすいです!
拮抗的フィードバックのところなのですが
反応する系 とはどういうことですか?

安田ヒデ

この場合には浸透圧を調整する系、またはそれによって血圧を調整する系のことです。

ぶんた

ありがとうございます!

ぶんた

区別する理由で、神経分泌細胞を省略した理由がわからなかったです😔

安田ヒデ

ぶんたさんのいうことは最もと思います。私なりにこの図を描いた人の意図を考えると、
1)前葉では各種ホルモンを生成するが、後葉ではつくらない。
2)分泌された刺激ホルモン放出ホルモンは神経分泌細胞から前葉の前の血管に放出されそれが前葉の各部位到達する。
3)一方後葉ホルモンは神経分泌細胞で生成され、神経分泌細胞の突起が後葉内部まで達しそこで血管に放出する。
以上のことから前葉の方は神経分泌細胞からの放出ホルモンを矢印のところに記載すれば遠くから放出されるということを示すことができ、後葉の場合には後葉内部にまで分泌細胞が入っていっているのでこうのように描いたのではないでしょうか。
もっと端的に言えば、違いがあることをどうにかして示したかったのでしょう。

ぶんた

分かりやすいです!
本当に何度も丁寧な解説有難うございます!!

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