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まず、以上で対になるのは資本主義と社会主義です。
まず資本主義とは、言い換えると「自由経済」です。国民が自由に経済活動(金儲け)をして良いという経済の考え方です。
主に産業革命の頃に広まった考え方で、工業化が起こると、工場などの経営者とそこで働く労働者に分かれます。するとこの両者の間で貧富の差が広まって、経済格差が広まることになりました。
一方で社会主義は、この資本主義を批判することから生まれました。社会主義は言い換えると「計画経済」です。
公共事業を実施して国民に職を提供したり、資本家から多く税金を徴収して貧しい者に分配し、貧富の差の縮小、つまり「平等」を目指した考え方です。
次にこの社会主義のうち、左翼的(革新的)であるのが共産主義、右翼的(保守的)であるのが国家全体主義(ファシズム)です。(一般的に社会科で全体主義と言われるのは国家全体主義です)
共産主義はいわゆる「完全な平等主義」です。
国民の経済活動はすべて国が管理し、その所得を国が平等に分配します。共産主義はソビエト連邦の崩壊とともに消滅し、現在でも共産主義を掲げている国(中国やベトナムなど)も資本主義を導入しています。
共産主義が資本家から財産を没収して平等を目指すことに対し、国家全体主義は他国や多民族から財産を没収し、国全体の経済の底上げを目指しました。
全体主義は、中国や東南アジアなどの資源を獲得しようとした大日本帝国や、ユダヤ人を弾圧したナチスドイツなどが代表的ですね。
ここまで経済を主軸に説明しましたが、全体主義の政治的な特性として「国内では国家に反する思想を弾圧する」というものがあります。全体主義は「思想の統一」が見られるのが特徴です。
最後に、民主主義はこの点において全体主義の対義語になります。(共産主義も思想の統一をするため、民主主義の対義語であるといえます)
国民は自由な思想を持ち、国民の意見主体で政治が運営される。これが民主主義になります。
ここまでのことをまとめると、以下の画像のようになります。
すごく丁寧にありがとうございます😳
理解できました!