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関数(量子力学で扱うような(超)関数)を集めた集合は、関数の和とスカラー倍(複素数倍)を演算として、ベクトル空間を成す。このベクトル空間に内積を次のように定義する。(f,g)=∫[-∞,∞](f(x))*g(x)dx
ベクトル(関数)の大きさ(ノルム)を内積が誘導するノルム
|f|=√(f,f)
で定義する。
これでベクトル(関数)たちの大きさや直交性が議論できる。
上の定義に従って位置演算子の固有関数たち{φq'|q'∈R}の内積を考えると本文のようになり、q'≠q''のとき0つまり直交し、q'=q''のときδ(0)となる。δ(0)=∞≠1だから普通の離散的な正規直交(直交規格)とは違うが、連続的な基底{φq'|q'∈R}はこのような内積関係をもって正規直交という。
ありがとうございます!
絶対値と区別できるように、ノルムは||f||と表すべきでした。