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ア、文語詩⇒古典的、伝統的な言葉遣いで書かれた詩のこと。書き言葉
イ、口語詩⇒現代語で書かれた詩。話し言葉
ウ、自由詩⇒音数に一定の形式がない詩のこと。特定のリズムを持っていない詩。
エ、定型詩⇒音数に一定の形式を持つ詩のこと。一定のリズムを持った詩のこと。短歌、俳句など
漢詩の絶句や律詩、西洋のソネットなども定型詩。
オ、散文詩⇒散文形式で書かれた詩のこと。散文とはリズムや定型にとらわれない文章のこと。普通の文章のこと。
短い語句で改行しないのが特徴の一つ。
【口語詩の例】
ひかりの澱
三角ばたけのうしろ
かれ草層の上で
わたくしの見ましたのは
顔いつぱいに赤い点うち
硝子様(やう)鋼青のことばをつかつて
しきりに歪み合ひながら
何か相談をやつてゐた
三人の妖女たちです
出典:『谷』(宮沢賢治)
【文語詩の例】
秋立つけふをくちなはの、
沼面はるかに泳ぎ居て、
水ぎぼうしはむらさきの、
花穂ひとしくつらねけり。
いくさの噂さしげければ、
蘆刈びともいまさらに、
暗き岩頸 風の雲、
天のけはひをうかゞひぬ。
出典:上流(宮沢賢治)
【自由詩の例】
とほい空でぴすとるが鳴る。
またぴすとるが鳴る。
ああ私の探偵は玻璃の衣裳をきて、
こひびとの窓からしのびこむ、
床は晶玉、
ゆびとゆびとのあひだから、
まつさをの血がながれてゐる、
かなしい女の屍體のうへで、
つめたいきりぎりすが鳴いてゐる。(以下略~)
「萩原朔太郎」作の『殺人事件』から引用
【定型詩の例】
いざ行かむ 行きてまだ見ぬ 山を見む このさびしさに 君は耐ふるや
(若山牧水)
【散文詩の例】
センチメンタリズムの極致は、ゴーガンだ、ゴツホだ、ビアゼレだ、グリークだ、狂氣だ、ラヂウムだ、螢だ、太陽だ、奇蹟だ、耶蘇だ、死だ。
死んで見給へ、屍蝋の光る指先から、お前の至純な靈が發散する。その時、お前は、ほんたうに OMEGA の、青白い感傷の瞳を、見ることが出來る。それがおまへの、ほんたうの、人格であつた。
なにものもない。宇宙の『權威』は、人間の感傷以外になにものもない。
手を磨け、手を磨け、手は人間の唯一の感電體である。自分の手から、電光が放射しなければ、うそだ。以下略~
出典:萩原朔太郎『SENTIMENTALISM』
助かりました!!
夜遅くにありがとうございます( ¨̮ )
いえいえっ!
長文すみません💦