回答

まずドント式について
ドント方式とは、各政党の総得票数をそれぞれ÷1、÷2、÷3、、、としていき、その商をみて定数の範囲内で上位から議席が獲得されていくというものです。

具体的に言いましょう。(以下、単位は「万票」)
この場合各党の得票数は、〇党13、△党10.4、×党6.5ですね。

〇党13 △党10.4 ×党6.5
÷1 13 10.4 6.5
÷2 6.5 5.2 3.25
÷3 4.3 3.4 2.1
÷4 3.2 2.6 1.6

定数は5なので、この中で上位の数字5つを探すと、13・10.4・6.5・6.5・5.2です。よって、各党の獲得議席は〇党2議席、△党2議席、×党1議席です。

ここで、衆議院議員総選挙の比例代表制は拘束名簿式より、各党の獲得した議席は名簿の順位順に割り振られ当選が決まりますが、同一順位の候補者がいる場合は質問者さんのおっしゃる通り惜敗率という数値が用いられます。

惜敗率とは、小選挙区での『(当選した人の得票数÷落選した人の得票数」×100』です。
※小選挙区で1番の得票数を得た人は小選挙区で当選になるので比例代表では当選にはなりません。

例えば〇党について見てみましょう。
〇党は比例代表で2人の議席を獲得しています。
A氏は小選挙区1区で当選なので見ません。
F氏は小選挙区2区で落選しています。
彼の惜敗率は、(14700÷21000)×100=70%です。
H氏は小選挙区3区で落選しています。
彼の惜敗率は、(8000÷16000)×100=50%です。
最後にK氏は小選挙区4区で落選しています。
彼の惜敗率は、(5400÷18000)×100=30%です。

よって惜敗率が高い上位2人を選ぶため、〇党の比例代表の当選はF氏とH氏になるのではないでしょうか。

他の党も同様に計算します。

以上です。
計算は暗算なので正しいとは限りません。理解が出来たら、今1度計算してください。

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