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変速機付き自転車に乗ったことありますか？
123段階になってたりするヤツです。
ギヤ比を理解していないころの私の話ですが、
昔、私は、3が早いので、上り坂でもどこでも3にしていました。それでは複数のギヤ比を持っている変速機付き自転車の意味が無い。
①回転には、「回転するスピード」と「回転しようとする力（トルク）」があることを理解できていますか？
②小学校の理科や技術の実習でくぎ抜きを使う時に習う「てこの原理」の力点と作用点は理解できますか？
本来は、
力点にかかるエネルギー＝作用点にかかるエネルギー
のはずが、支点からの距離で力が違います。
力点にかかるエネルギー＝力点にかかる力×支点からの距離＝作用点にかかる力×支点からの距離＝作用点にかかるエネルギー
③自転車をこぐ足の力は同じなので、
例えば、後輪が２回転の時は、後輪にかかるトルクが１０だったとします。
もし、後輪を４回転するように、ギア比（足側の前の歯車と後輪の歯車の歯の枚数の違い）を調整すると、後輪にかかるトルクは、５になります。
止まっているときから加速する時や登坂（上り坂）では、トルクが必要です。
走り出したら後輪が勢いよく回るので、トルクより、回転数が上がるとより早く走れます。
④ギヤ比を調整して、原車（ペダル）と従車（後輪）の回転スピードとトルクを調整します。
それにより、有限の原動力を使って、従車が効率的に仕事するようにします。
（理想は、高速回転で、強力なトルクがあれば良いのですが、自転車の場合、脚力には限界があります。）
⑤前出の③の違いを数値化してわかりやすくしたのが、「ギヤ比」だと思って下さい。
ありがとうございます