ノートテキスト

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LLLLLI
オリエント
⇒古代ローマから見た「太陽の昇るところ」
現代の中東にあたるエジプト 西アジアのこと
○気温が高い→砂漠・草原 岩山が
多い
・遊牧生活・羊やラクダを飼育する
・オアシス農業・・・麦・豆類・オリーブナツメヤシ
地中海.
← シリア ユーフラテス川
(小アジア
パレスチナ
チグリスト
かんがい
を栽培する
・灌漑農業・・・チグリス・ユーフラテス・ナイル川
でおこる定期的な増水を利用
サウジ
(アラビア)
治水・灌漑のために指揮する者が必要→神に近い者の権威が高い
→王が神or神の代理者として行う神権政治が行われた
メソポタミア
現在は...
自然
イラク
エジプト
エジプト
シリア・パレスチナ
シリア パレスチナ
毎年、川が増水し
砂漠と海
砂漠と海
平坦な土地のため大洪水
・敵
開放的な土地のため侵入なし
侵入あり
侵入なし
・語族
セム語系、インド・ヨーロッパ語 ハム語族
セム語系
古代メソポタミア文明
シュメール人
・社会
前3500年頃、灌漑農業がすすみ人口がふえ
500年後には大村落→都市に発展した
ウルク、ウル、ラガシュなどの都市国家をつくった
周囲は城壁で囲まれ、中心部には
ジッグラト(聖塔)をもつ神殿をおいた。
また、戦争や交易も最高の神官の王
により行われた。

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宗教
・学門
守護神や自然神をまつる多神教
月の満ち欠けにもとづく太陰暦
・文字
・法律
楔形文字他民族にも使用された。
19世紀にイギリス人のローリンソンが、
ベヒストゥーン碑文をもとに解読した。
都市国家を統治するための
シュメール法!
文学
英雄叙事詩「ギルガメシュ叙事詩」(洪水伝承は「ノアの方舟」の原型)
アッカド人によって往復された
・前3000年ころ、アラビア方面からやってきたセム語系の人たち
・前2350年ころ。最盛期を向えたアッカド王国(王サルゴン1世)が
メソポタミアを統一する→孫のナラム・シンの時代まで続いた
メソポタミアが混乱し、シュメール人が回復。シュメール人がウル第3王朝を建てる
アムルト
がメソポタミアに侵入
・前2000年ころ。シリア方面からやってきたセム語系の人たち
・前1894年ころ、バビロンを都とあるバビロン第一王朝(古バビロニア王国)を樹立した。
・前1792年ころ。第6代ハンムラビ王が全メソポタミアを統一した
ハンムラビ王がしたこと:①運河の大工事で、治水・灌漑をする
②シュメール法を継承し、「ハンムラビ法典」を発布
ハンムラビ王
太陽の神
←ハンムラビ法典碑
ハンムラビ法典
「目には目を、歯には
歯を」とされるが、
当時は身分階級が
あったため同等者のみ
該当した
同害報復を限度と
するという意味である

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3
ヒッタイト人がバビロン第一王朝を滅ぼした
に
コ
E
前16世紀ころ、小アジアから侵入したインド=ヨーロッパ族の人たち
前17世紀、小アジアのアナトリア高原にハットゥシャを都とするヒッタイト王国を建てる。
前3世紀初めころ、シリアに進出した。
前1286年ころ。エジプト新王国のラメス2世と戦った。(カデシュの戦い)
・今まで使用されていなかった、馬と戦車に加えて、鉄製武器を使用した
カッシー王国 (前16世紀~前1世紀)
・南メソポタミアにバビロン第三王朝を建てた。
・エラムトの侵入により滅びる。
ミタン二王
(前16世紀前13世紀) 海の民
・北メソポタミアにフルリトが建国した。
・ヒッタイトに敗れて滅びる。
↓
ヒッタイト
アッシカア
戦い
バビロン カッシート
の進路
エジプト
M
前1世紀ころ、地中海沿岸にあらわれた海の民によりヒッタイトは滅びる
・週辺の民族に製鉄技術が広まり、前1000年ころ鉄器時代が始まった
→

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古代エジプト文明
※ギリシアの歴史家ヘロドトスの言葉「エジプトはナイルのたまもの」
BC3000年~2700
①初期王朝
第1~3王朝
BC1600~1100
④新王国
18~20
BC2700~2200
-
BC2200~1800
③中王国
②古王国
4~6
BC1100~305 -
⑤末期王朝
25~30
①初期王朝(BC3000~2700)
・42のノモス(村落)を統合する
11~12
BC305~30
プトレマイオス朝
上エジプトが下エジプトを征服し、第一王朝が成立する(メネス王)
・太陽の神ラーの子として王(ファラオ)が人々を支配した
②古王国(BC 2700~2200) 都: メンフィス
.
第3王朝: ジョゼル王の階段ピラミッド in サッカラ
第4王朝:ギザの3大ピラミッド(クフ玉・カフラーモ・メンカウラー王)
最大のピラミッド
前にスフィンクスがある
中王国(BC2200~1800) 都・テーベ
・前2135年・テーベの王が全エジプトを統一
滅亡後:ヒクリス人(セム系)が侵入
④新王国(BC1600~1100) 都・テーベ、テル=エル=アマルナ
・第18王朝、ヒクソスを追放する
トトメス3世が外国遠征を行い、領土最大にする
アメンホテプ4世が初めて宗教改革を行う
従来の神アモンニラーを最高神とする多神教
→太陽神アトンを唯一の神とする神教
・都をデルニエルニアマルナに移す
☆このころ、写真的・開放的な美術様式のアマルナ美術がおこる

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第19王朝: ラメス2世がヒッタイトと戦うにカデシュの戦い。BC1286) 敗北
第20王朝「海の民」の攻撃をうける
⑤末期王朝・プトレマイオス朝(BC1100~30)
≪文化>
・宗教
BC7世紀、アッシリアに侵入を支配される
BC525年、イラント(ペルシア人)のアケメネス朝に征服される
オシリス神が支配する死後の世界を信じる
→ミイラや『死者の書』をつくり墓におさめる
・文字
ペルシャ、ペルシア
イランの古名
象形文字(ヒエログリフ)が使われた簡略化→神官文字(ヒュラティック)
一簡略化
→
民用文字(デモティック)
ヒエログリフとは・・・象形文字の一種で、1822年にフランスのシャンポリオンが
・技術
ロゼッタストーンを解読した
ナイル川が定期的に氾濫することから太陽暦が生まれた(1年=12ヶ月 = 365日)
ナイル川氾濫後の土地復元のため測地術が発達した(幾何学の起源)
『死者の書』
『ロゼッターストーン』:
死後の世界における案内書
生前の善行や呪文が書かれた
死者は死と復活の神の審判を
うけると信じられていた
1799年にナポレオンの
エジプト遠征中に発見
された碑文
プトレマイオス5世をたたえ
たもの
・通気孔
『クフ王のピラミッド』
・三大ピラミッドの
一番大きいやつ
王の間
クロ
地下の問
入り口

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古代地中海・西アジア
・メソポタミア
エジプトを結ぶため交易や文化の交流がさかんだった
・「海の民」ギリシアエーゲ地方から進出
↓
ヒッタイト・エジプトを衰退させる
アラムス、フェニキア人、ヘブライ人が活躍する(海の民ではない)
①アラム人(BC1200年ころ)
・アラビアからシリア地方に移る
ダマスクス(シリアの主都)を中心に内陸貿易でさかえる
・交易により、アラム語が国際商業語となった
↓
のちに中央アジアにも広まり、多くの語源となった
~アラム語~
国際商業語でも
ありながら、アラビア文字
満州文字の語源
ともなっている。
② フェニキア人 (BC1300年ころ)
・地中海沿岸にシドンやティルスの都市国家をつくる
・BC1000年:3 カルタゴ(植民市)を建設する
カナーン人が使用した表音文字を文字化した
→これがギリシア人に伝わりアルファベットの起原をつくった
③ ヘブライ人(BC2000年ころ)
・ユーフラテス川上流を遊牧生活していた→カナーン(現・パレスチナノに定住
彼らの一部がエジプトに移住 BC1300年に3.モーセを筆頭にエジプトを脱出
(=出エジプト)
BC1000年ころ、ヘブライ王国を建国する。都はイェルサレムでダヴィデ王とソロモン王
のもとで繁栄
第二代ダヴィデ
BC1000年ころ。
首都が建設される
←シナイ山で
唯一の神
モーセブン
ヤハウェ
モーセが旅の途中で
ヤハウェから十戒を授かり、
これがヘブライの守る掟とな る
第三代ソロモン王
+
このころ、ソロモン
神殿が建てられる

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コ
ソロモン王の死後・・・・
・BC922 北のイスラエル王国と南のユダ王国に分裂する
・BC722 イスラエル王国はアッシリアに滅ぼされる
・BC586.ユダ王国は新バビロニアのネブカドネザル2世に併合される
また、ヘブライ人をバビロンへ強制移住させる(バビロン捕囚)
BC538 ペルシアのキュロス2世が新バビロニアを滅ぼすとともに、解放される
《文化>
さまざまな苦難の中で預言者がたくさん現れたので、
唯一神ヤハウェが信仰される
BC516, キュロス2世を中心にイェルサレムに神殿が再建される
この神殿を中心にユダヤ教が確立する
ユダヤ教の特徴①教典は「旧約聖書」②ヤハウェを信仰
③ヘブライ人(ユダヤ人)のみヤハウェに救われるという選民思想
④メシア(救世主)を待ち望んでいる

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古代オリエント世界の統一
まず統一したのは、アッシリアだった
アッシリア BC2000ころ、チグリスツ中流でおこったセム語系の民族
.
BC1500 ミタンニに服属し、自立する→BC7世紀前 エジプトを征服
・BC672 オリエント統一!
・首都:アッシュール→ニネヴェ
・国を州に分け、駅伝制を設け、各地に総督をおく
最盛期の王、アッシュル=バニパルが世界最古の図書館をつくる
・BC612.武力中心の統治で反抗をまねき、滅びる
四国が分立し、四王国分立時代がくる
エジプト第2王朝の時代(⑤末期王朝)
メディア イラン高原に建国、インド・ヨーロッパ語系
リディア 小アジアに建国、インド・ヨーロッパ語系、世界最古の鋳造貨幣
新バビロニア(カルデンセム語系でバビロンを都として建国
・ネブカドネザル2世がバビロン捕囚を行う
↓
海
リディア
メディア
オリエントの再統一へ
ト
アラビア海

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アケメネス朝ペルシア) BC550~330
・BC550.メディアの支配下にあったイラント(ペルシア人)のキュロス2世が自立する
・次にリディア・新バビロニアを滅ぼし、BC525, カンビュセス2世がオリエント再統一する
3代目のダレイオス1世の時代が最盛期である
<政治>①全国を約20州に分け、各州にサトラップとこれを監視する。
「王の目・王の耳」を配置
②長距離の国道、王の道・駅伝制を整備
③金・銀貨を鋳造し、税制を整える
④フェニキア人の海上貿易、アラム人の陸上貿易を保護
⑤ ④のように異民族に寛大な統治
BC492. 「欲に始まるペルシア戦争」!
第1回:BC492、植民地反乱を手助けしたギリシアをこらしめるため出陣
海軍の船が難船し撤退
第2回:BC490.撤退
第3回:BC480~479撤退
<全て敗北!
・文化>言語: ペルシア語、アラム語、文字:楔形文字を表音化したペルシア文字
宗教:神アフラ・マズダVS悪神アーリマンと考えるゾロアスター教
BC330. アレクサンドロス大王の遠征軍により滅ぼされる
BC334. バビロンを首都にアレクサンドロス帝国が建国される
しかし、大王が32歳の時に死んだため、滅びる
セレウコス朝(シリア) BC312~63
・帝国が分裂し、部将のセレウコスがアジアを支配しシリアに建国
ギリシア人がパクトリアをたて、イラン人がパルティアがたて自立
・領土が縮小し、BC63に滅びる

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パルティア
BC248~AD224
BC248.イラン系遊牧民パルニがセレウコス朝より独立
ミトラダテス1世が旧セレウコス領の大半を征服。クテシフォンに首都をおく。
ミトラダテス2世がシルクロードの西半分をおさえ、中断貿易で栄える。中国→ココ→ローマ
・セレコウス朝が滅亡後、ローマ帝国と国境に関して、争い衰退
<文化>・ギリシア系のヘレニズム文化が中心
ゾロアスター教の影響でイラン文明を復興 ササン朝にも伝えた
AD224. ササン朝ペルシア)によりパルティアが滅ぼされる
ササン朝ペルシア) AD244~651
ペルシス地方のイラン系民族がパルティアから独立
・シャープール1世の時、西はシリアに遠征し、ローマ皇帝ヴァレリアヌスをとらえる
東はクシャーナ朝を攻撃し、勝利
ホスロー1は、西でビザンツ帝国と戦う
東で突厥と手を結び、エフタルを滅ぼす
・シルクロードの西半分をおさえ、中継貿易で栄える
~実厥とっけつ~
トルコ系の遊牧民
~エフタル~
騎馬遊民族
<宗教>・創設者アルダシール
がゾロアスター教を国教とした中央アジア~西北インド
ササン朝と突厥に
教典「アヴェスター」が編集される
はさみうちされ、滅亡
AD 642,ニハーヴァンドの戦いでアラム人に敗れる
651.「ササン朝むごいアラブに滅ぼされ」滅亡する

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