√2が無理数であることの証明

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オムライス

オムライス

高校全学年

無理数とは有理数でない実数のことです。

したがって、√2が無理数であることを示すためには、√2が有理数であることと、√2が実数であることを示す必要があります。

√2が実数であることの証明では、実数の連続性と呼ばれる実数を特徴づける公理を用いる必要があり、これは大学以降で学ぶ概念であるため、高校の教科書では√2が有理数でないことの証明のみ記述されています。

全てを理解することは困難でも、厳密な議論の雰囲気は味わえると思います。

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ノートテキスト

ページ1:

V2が無理数であることの証明
命題1 (正の平方根の存在)
以下の条件
x2=2>x>0
を満たす実数 æER が1つだけ存在する。
証明
実数空間 ] の部分集合 A を、
A={æ∈R|x>0<x<< 2}
と定義します。
【Aが非空であることの証明 】 0<x<1を満たす実数 ∈Rを任意に選ぶと、 x2 <1
すなわち22が成り立つためæ∈A です。 したがって A ≠中であることが示されまし
た。
【Aが上に有界であることの証明】 y > 2 を満たす実数 y∈R を任意に選ぶと、Y2 > 22
すなわち 2>2が成り立ちます。 æEAを満たすæER を任意に選ぶと、 A の定義より
x>0 かつ x2 <2が成り立ちますが、これと 2 <y2 より x2 <y2 を得ます。 æ0 よ
り、このとき y > x です。 つまり、 A の任意の要素よりも大きい実数 y が存在するた
め、 A が上に有界であることが示されました。
I
sup A が存在することの証明】 Aは非空かつ上に有界な 凪 の部分集合であるため、 実数の
連続性(上限性質) より sup A が存在します。 一般に、 の部分集合が上限を持つとき、それ
は1つの実数として定まります。 したがって sup A は1つの実数です。
【sup A > 0 の証明】 A の任意の要素は正の実数です。 sup A は A の上界でもあり、これ
は A の任意の要素以上の実数です。 したがって sup A > 0 が成り立ちます。
【 (sup A)2 =
= 2 の証明】 まずは (sup A)2 < 2 が成り立つものと仮定して矛盾を導きます。
sup A > 0 であることも踏まえると、このとき、
2- (sup A) 2
2 supA + 1
>0
が成り立ちます。 すると、 アルキメデスの性質より、
2-(sup A)²
2 sup A+1
. (1)

ページ2:

2
(supA + 1) = (supA)2 +
< (sup A)2 +
を満たす自然数 n EN が存在します。 このとき、
2 sup A
n
2 sup A
n
+
+
2 supA + 1
1
2
n²
1
n
nEN
< (sup A)2 +
n
< (sup A)2 + (2 sup A +
2- (sup A)2
2 sup A +1
**(1)
=
= (sup A)2 + 2- (sup A)2
すなわち、
(sup/
2
= 2
1
sup A+
<2
n
が成り立ちますが、 A の定義より、 これは、
1
sup A + - ∈A
n
が成り立つことを意味します。 つまり、 sup A より大きい A の要素が存在しますが、これは
sup A が A の上限であることと矛盾します。 したがって (sup A)2 2 は成り立ちません。
続いて、 (sup A)2>2が成り立つものと仮定して矛盾を導きます。
踏まえると、このとき、
sup A > 0 であることも
(sup A)2-2
2 sup A
>0
が成り立ちます。 すると、 アルキメデスの性質より、
(sap A)2-2
n
2 sup A
(2)
を満たす自然数 n EN が存在します。 このとき、
2
n
(sup A-1)² = (sup A)² -
2 sup A
1
+
n2
> (sup A) 2
n
> (sup A)²
=
= (sup A)2
n
2 sup A
(2 sup A).
nEN
(sup A)2-2
(sup A)2 + 2
2 sup A
(2)
= 2
すなわち、
2
(sup A +=+12) ³ >>
n
2
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