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風は気圧の高いほうから低いほうへ向かって吹
るが、天気図で見ると, 風向は等圧線に直角になっていな
い。この原因の一つに地球の自転の影響がある。いま, 反
時計回りに回転する円板の上で中心にいる人Aが,円板の
端にいる人Bに球を投げる(図1)。この様子を円板の外に
いる人Cから見ると, 球は直進し, Bが移動したように見
える(図2)。しかし, 円板の上のAとBには,球は進行方
向に対して右に曲がったように見える(図3)。自転する地
球でもこの円板と同じように,北半球では, 地表にそって
運動する物体の運動の向きを右に曲げるようなカが働く。
この力をXとする。北半球では, Xの向きは, 物体の進行
方向に対して常に直角右向きに働く。 Xの大きさは緯度と
物体の速さで変わるが, 緯度が高いほど大きく, 速さが速
いほど大きくなる。
る図1
るかは,スクリー
使わずに「視差」と
例えば,右図-
の物体P, Qを見
目を0'へ動かす
い方にあるPよ
る。「視差」とは,
動かしたとき,
の位置が見かけ
ことである。
以下の実験に
ぞれ同じ形状,
15 cmである。
直に置く。図の
図の左方向を前
にあり,物体や
る。次の文中の
)にはあて
図2
図3
AA
AB
Af
B&
C%
C%
図1のLの3
を通してAを
図4
図5
1016
1012
( 0 )cm後方
である。
図1
-1020
ク、
高
高キ
カ
オ
問1.上空と地表付近では風の向きが異なる。日本の上空
ではいつも西よりの風が吹いている。
(1) この風を一般に何と呼ぶか。ら
(2) この風の特に強い部分を何と呼ぶか。
問2.いま日本上空の風向が正確に 「西」であったとする。
この上空の西風に働く力は, X と気圧の差が空気を押す
カYの2つだけであり, XとYはつりあっているとする。
(1) このときの日本上空の風に働くXとYの向きをそれ
ぞれ次のア~エから1つずつ選べ。 り
ア.東向き イ. 西向き
ウ.南向き
(2) このときの上空の気圧配置として最も適当なものを
オ~クから1つ選べ。
オ.西高東低
キ、北高南低
問3.
光車
像A'がXに
もう一つの物
眼の位置を紙
の向き(奥の力
らす。ずらす
ように見えた
後はア.a
見える(ただ
のみ表してお
置く位置をい
らすことを繰
たとき,眼の
bのように
像A'の位置に
エ.北向き
カ、東高西低
ク. 南高北低
いま鹿児島と札幌の上空の同じ高さで西
きり
思考力
d ロe)