16. 次の文章を読み, 設問(1) (6) に答えよ。
化合物AはGi。Hs。04 の分子式をもつつ芳香族化合物であり, 不斉炭素原子とエステル結合を有する。
化合物 A にq強塩基性水溶液を加えてエステル結合を加水分解した後, 十分に酸を加えて溶液を
酸性にしたところ, 化合物B, 化合物C. および化合物D が得られた。 化合物B, C. D をそれぞれ
炭酸水素ナトリウム水溶液に加えると, 化合物Bからは二酸化炭素が発生したが, 化合物C. Dか
らは発生しなかった。 化合物 C を水酸化ナトリウム水溶液中でヨウ素と反応させると, e特有の
臭気をもつ黄色沈殿が生じた。 化合物C, D にそれぞれ塩化鉄(芽) 水溶液を加えたところ, 化合物
C は星色反応を示さなかったが, 化合物D は旦色した。化合物 D は芳香族化合物であり. ベンゼ
ン環の水素原子 1 個を臭素原子で置換してできる化合物は 2 種類存在した。
(1⑪) 下線部①に示す加水分解反応を特に何とよぶか答えよ。
(②) 下線部②に示す沈殿化合物の名称を示せ
G) 化合物Aの試料 3.12g を完全燃焼させたと きに発生する二酸化過素について, 標準状態に
おける気体の体積を有効数字 3 桁で求めよ。ただし, 標準状態における気体のモル体積を 22.
4L/mol とする。
(4) 化合物B とエチレングリコールを縮合重合すると, ポリエチレンテレフタラートが生成し
た。 化合物B の名称を示せ。また, 化合物B の構造式を用いて, この重合反応の化学反応式を
示せ。ただし, 重合度を/ヵとする。
(5) 化合物C の構造式を示せ。 また, 化合物C の代当義信価の教はいく つになるか示せ。ただ
し, 化合物C もその数に含めるものとする。
(6) 化合物Dりの名称と構造式を示せ。 (