1 7. 分子系統樹 分子系統樹は, 遺伝情報でもる DNA の塩基配列の変化, すなわち分子進
化の情報をもとに推定される。ある特定の遺伝子について, DNA の塩基配列を 2種の生物間
で比較すると, 大部分の塩基配列は同じであるが, ところどこ ろで塩基が異なっている。これ
はmDNA の に置換などの変異が生じた結果であり, ゅこの人違いの程度が小さいほど, 2
種の生物は近縁と考えることができる。このような比較を多くの生物間で行うことにより, 分
子系統樹が構築される。
図1 | 手配列番号 1 2 3 4』5678910111213141516171819202122232425 26 27 2829303132333435
種く |CAAGGCATGGTATAAGTGGTGGTATTAAAGGCATT
首誰| GOGRMN AUOK OAI <:G3Or・ゃRGF : "9A
種B |.Tme・&AT・・C・AmATmmTG・C・・GA・CC・G・CC・・・A
種C : 6・Am TARA GMCG・・GA GOC・G@TGCG・・・
種D |・TG・AT・・C・ATATTAG・C・・CA・CC・G・CCG・・A
Q) 下線部①について, 置換以外の変異の名称を 2 表 種A一%問の塩差配列の相何数
種類書け。 C]種D
⑫) 図1+は, ある生物冬 (種X. AB, C.D)に|往A
関して, 特定の DNA 塩基配列を調べ, 累列させた
ものである (辻基配列番号 85)。 種X と同じ二 | 種B
基の場合は「・」で示してある。系統樹を作る前 | 種C | (a)
段階として, 種問の塩基配列相違数を数え, 右の 狂5| Cc)
表の (a) ー (? に入る数字を答えよ。
(3 下線部⑦の考え方および表をもとに, 種 A-D |種X| 15
間の系統関係を推定し, 図2の系統樹の⑨こ⑥に,
AD の記号を入れよ。ただし, 種 X は最も祖先的 図2
であることが分かっているものとする。
(④ 図2中の数値は 進化的距離を DNA の塩基置換
数で表したものである。図2の ( ) に適する数
値を入れよ。 進化速度は一定とし, 値は四捨斑入し
て整数で答えよ。
(5) 図1のDNA塩基配列中のある 1 つの塩基が別の
塩基に置き換わるのに 1000 万年かかると仮定する
と, 種X が種AてD と分岐したのは何年前と推測さ
れるか。