保存力(重力やばねの復元力などの経路によって
エネルギーが変化しない力)のみが働くとき、
系の力学的エネルギーは保存します。
ここで、本問のような非保存力(摩擦のような経路によって系にする仕事が変化する力)では、
力学的エネルギーは保存しません。
摩擦が系にする仕事(エネルギー変化)は系の力学的エネルギーを熱に変換していて、結果として
(力学の範囲を超えてはいるが)全体のエネルギーは
保存しているのです。
話を戻すと、非保存力のする仕事とは、
系に正負のエネルギー変化を与えることですから、
ΔE=Wであり、E(終)-E(始)=Wとなります。
受験や問題を解く時のポイントですが、
外力と経路が明確なとき、W=(外力)×(経路)で求め、
外力や経路が不明確なとき、エネルギー終始から考える必要があります。
分からなかったら質問ください
