第2問 A 知識・技能 (14点)
(2019年 共立女子大学) DAY_2
DNAの実験に関する次の文章を読み, 以下の設問に答えなさい。
<実験 1> ある生物の二本鎖DNA の分子量を調べたところ, 3.1 × 109 であることが分かった。 また、 こ
の二本鎖DNA を構成する塩基の割合を調べたところ、グアニンとシトシンの合計が 46%であった。 こ
の二本鎖DNAのうち、片方の一本鎖DNA を構成する塩基については,全体の22%がアデニンであり、
28%がシトシンであった。
<実験 2> 細胞が DNA を合成する時間について調べた。チミンとデオキシリボースが結合したチミジン
を構成する水素(H)の一部を, 放射性同位体の水素 (3H)に置き換えたチミジン (3H チミジン)を用意した。細
胞周期の中でDNAを合成しているのはS期(DNA合成期)の細胞だけであるとすると, JH チミジンを取
り込んだ細胞は,S期の細胞であることが分かる。 そこで, 20時間の細胞周期をもつ細胞を,Hチミジ
ンを添加した培養液で短時間だけ培養した。その後、ただちに3H チミジンを含まない培養液で細胞を洗
浄し,放射能をもつ細胞と放射能をもたない細胞の数を調べた。その結果,1×105個の細胞のうち3×
04個が放射能をもっていることが分かった。
問1 実験1において、二本鎖DNAに含まれるヌクレオチドの数として最も適切な値を、次の1~50
中から一つ選びマークしなさい。 ただし, 一対のヌクレオチドの平均分子量は, 6.2 × 102 であるとする。
マーク 7
1.1×105
2.5×105 3.1×106
4.5×1065.
1 × 107
問2 実験において, 二本鎖DNAの長さ(mm)として最も適切な値を、次の1~5の中から一つ選
マークしなさい。 ただし、一本のヌクレオチド鎖上に連なる塩基間の平均距離は, 3.4×10-7mmであ
とする。
マーク 8
1.0.34
1.7
3.3.4
4. 17
5.34
問3 実験1において, 二本鎖DNA におけるチミンの割合(%) として最も適切な値を、次の1~5
から一つ選びマークしなさい。 マーク9
1. 18
2.22
3 27 4 32
5.54
問4 実験1に記載した一本鎖DNA と対をなす他方の一本鎖DNAについて, アデニンの割合(%)
て最も適切な値を、次の1~5の中から一つ選びマークしなさい。 マーク10
1. 182. 22
3.27 4. 32 5. 54
問5 実験1に記載した一本鎖DNAと対をなす他方の一本鎖DNAについて, シトシンの割合(%
て最も適切な値を,次の1~5の中から一つ選びマークしなさい。 マーク11
18 2. 22
3.27
4.32
5.54
6
問6 実験2の細胞が, DNAの合成に必要とする時間 (S期の時間)として最も適切な値を次の
中から一つ選びマークしなさい。ただし,この細胞はGo期 (静止期) をもたないものとする。 マー
132.43.5
5
5. 7