✨ 最佳解答 ✨
それはそうですよね。
緑で囲んでいるところは、地上での風向きを示していませんから。
貿易風は、亜熱帯高圧帯(中緯度高圧帯)から熱帯収束帯(赤道低圧帯)に向かって吹く恒常風です。
これの地上での動きをみると、北半球では北東方向から南西方向に向かって吹くので「北東貿易風」と読んでいます。
図の中だと、「熱帯収束帯(赤道低圧帯)」と書かれているところの上に、斜めの「↓」がありますよね。
この方向に吹いています。
では、緑で囲んだところは何なのかというと、恒常風が吹いているところの「断面では空気がどう動いているのか」を示しています。
亜熱帯高圧帯(中緯度高圧帯)から熱帯収束帯(赤道低圧帯)に向かって吹く貿易風は、熱帯収束帯(赤道低圧帯)で上昇します。
それは、上空で亜熱帯高圧帯(中緯度高圧帯)のあるあたりまで動き、ここで下降気流になって降りてきます。
そしてまた、ここから貿易風として熱帯収束帯(赤道低圧帯)に向かって吹きます。
こうして、大気は循環している、ということを示したのが、図の外側でグルグル回っている赤い矢印です。
理解できました。
丁寧な説明ありがとうございます!