コリオリの力について。
偏西風の風向がよく理解できません。調べても、コリオリの力によって風は右向きに方向が曲げられるとしか書かれてなく、自転をもとに考えるのなら左右ではなく東西で考えるのでは?と思ってしまいます。なぜ偏西風だけ自転と同じ向きに曲がるのか教えてください。
回答お願いします。
解答
解答
1. コリオリの力の基本
コリオリの力は、地球が自転しているために生じる見かけの力です。
北半球では「物体は進行方向に対して右に曲がる」、南半球では「左に曲がる」という影響を受けます。
2. 偏西風が吹く理由
偏西風は、中緯度(約30~60度)で西から東へ吹く風です。
この風向が決まる要因として、大気の大規模な循環とコリオリの力が関わります。
- 地球の大気は、赤道付近で上昇し、30度付近で下降します(ハドレー循環)。
- その下降した空気は中緯度の地表で 赤道方向に流れようとするのですが、ここでコリオリの力によって右向きに曲げられ、結果的に西風(偏西風)になるのです。
3.なぜ「自転と同じ向き」なのか?
確かに、コリオリの力を「左右」ではなく「東西」で考えたくなる気持ちはよく分かります。
しかし、重要なのは コリオリの力は「進行方向に対して右に作用する」ことです。
- 中緯度の空気は 本来、赤道に向かって動こうとする(南向き)。
- しかし、コリオリの力によって右(つまり西向き)に曲げられる。
- その結果 西から東へ吹く偏西風になる。
つまり、偏西風は元々「南向き」に流れようとしていた空気が、右向き(東向き)に曲げられた結果なのです。
こうして結果的に 地球の自転と同じ方向(西→東)に流れる風になるわけです。
※下から6行目は 右(つまり東向き) です
すいません
回答ありがとうございます!
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ありがとうございます。
緯度によって回る速度に差があることが原因なのですね。完全に理解出来ました!