第1問
下記の各取引について仕訳しなさい。 ただし、 勘定科目は、 次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと。
現
金当 座 預 金別段預 金買
掛
金受取手形
新株式申込証拠金 資
本
金繰越利益剰余金 資本準備金 その他資本剰余金
未
収金 未
払
金支払利息受取利 息備
車
品
両備品減価償却累計額 車両減価償却累計額減価償却費固定資産売却益
固定資産売却損 支払手数料受取手数料前 払 利 息未払利息
前受利息 未 収 利 息 有価証券利息繰 越 商 品未払法人税等
仮払法人税等研究開発費法人税等
1. 当期首に営業用の乗用車を ¥2,500,000 翌月末払いの条件で購入し、 従来使用していた乗用車 (取得原価
¥2,000,000、 減価償却累計額 ¥1,800,000、 間接法で記帳) については、 ¥300,000 で下取りされることとなっ
た。この下取価格は新車代金の支払額から差し引くこととされた。
2. 決算にあたり、 当期の法人税 ¥2,500,000 住民税 ¥500,000、 事業税 ¥700,000 を見積もった。 なお、中間申
告の際に、 前年度の納付税額の合計 ¥3,100,000 の50%を現金で納付していた。
3. 当月の研究開発部門の人件費 ¥200,000 と研究開発用の材料の購入代金 ¥250,000 を小切手を振り出して支払
った。また、研究開発目的のみに使用する実験装置 ¥500,000 を購入し、 その支払いは翌月末払いとした。
4. 決算の1か月前に満期の到来した約束手形 ¥3,000,000 について、 満期日の直前に手形の更改 (満期日を3か月
延長)の申し出があり、 延長3か月分の利息 ¥120,000 を含めた新たな約束手形を受け取っていたが、 未処理で
あることが決算時に判明した。 なお、あわせて利息に関する決算整理仕訳も行った。
5. 新株 10,000 株の募集を行い、1株につき ¥2,500 で発行することとし、 申込期日までにその全額が申込証拠金
として別段預金に払い込まれていたが、 申込期日が到来したため、 その払込額を資本金に振り替え、別段預金は
当座預金へと振り替えた。 資本金への振替えは、 会社法で認められている最低額を計上することとした。