118 図1のように 起電力E [V], 内部抵
抗r [Ω] の電池 Dに内部抵抗rv [Ω] の電
圧計Vを接続した。 このときVが示す値
は,Eではなく、 (1) [V]である。
そこで電池Dを、図2のように,電池
E,抵抗線 AB, 検流計 G, 既知の起電力
Es〔V〕をもつ標準電池 Es およびスイッチ
St, S2 を組み合わせた回路に接続した。 AB
は太さが一様で、接点Cの位置は調整で
き, AC間の抵抗値が読み取れるように
なっている。 S を開いたとき, AB に流れ
る電流をI[A] とする。 S を閉じ S2 を ①
に入れた状態でGに電流が流れないよう
にCの位置を調整したときのAC間の抵
抗値 Rs〔Ω]は, Rs= (2) [Ω]となる。
次にS2 を ②に入れ, 再びG に電流が流
れないようにCの位置を調整したとき,
AC 間の抵抗値をR[Ω] とすると,Eは既
電圧計V
ry
a
b
r
E
電池D
図 1
Eo
A
B
G
Es
①
S1
E
r
電池D
図2