手順 STEP 4 と同じ記号を使っ
男性の中で赤緑色覚異常が1% (=0.01) なので,
228
g=a
p=1-a=b
女性保因者は XX' という遺伝子型なので, その比率は 2pg
である。 よって女性 (これを100%とする) の中での保因者の
頻度は,2×a×b=c となり, %で表すと
dとなる。
STEPS 遺伝子頻度が変化する場合をマスターしよう
(1) ある植物で種子の形について丸 (RR と Rr) が 84%, しわ (rr) が 16% を占
める集団があるとしましょう。 R, r の遺伝子頻度をそれぞれp, g(p+g=1)
とすると,
∴.p=1-0.4=0.6
RR: Rr: rr = p2: 2pgg' から、g2=0.16 g =0.4
となり,ハーディ・ワインベルグの法則が成り立てば、この遺伝子頻度は代
を重ねても変化しません。
(2)では,この集団からしわの個体をすべて除いて, 丸の集団の中で自由に交
配させると,次世代の集団の遺伝子頻度はどうなるでしょうか?
p = 0.6g = 0.4 なので、 残った集団は,
この集団での遺伝子頻度を求めます。
RR: Rr = p2 : 2pg=0.62 : 2×0.6×0.4=0.36 : 0.48=3:4
Rの遺伝子頻度は,
f
2
四
3×2 +4×1 5
( 3 +4)×2 7'
よって, R:r=52 これが自由に交配するので、次の世代は,
=
5R
2r
25RR 10Rr
4rr
5R
2r 10Rr
a : 0.01
b: 0.99
rの遺伝子頻度は,
c: 0.0198
d: 1.98%
RR: Rr: rr
= 25:20:4
よって, この新しい世代の集団でのR遺伝子の頻度は,
25 ×2 +20×1
(25+20+4) × 2
=0.714・・・0.71-
4×1
2
14 7
-
もとは 0.6
だったのに